元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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海外で先進的な銀行のAtom Bank・Fidor Bank・mBankの特徴は?

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海外で先進的な銀行

先日さんのアプリ銀行Atom Bankが本格展開を開始というマネーフォワードさんの記事で、Atom Bankが紹介されていましたので、今回は「銀行」の話を書きます。

この記事によると「Atom Bankはスペインの銀行大手BBVAと大型の資本提携を発表た」とのことです。

これだけ読んでも良くわからないし、そもそも「Atom Bankって何?」という方向けに、「Atom Bank」も含めて個人的に気になる海外で先進的な銀行3行をご紹介します。

1. Atom Bank

www.atombank.co.uk

まず、Atom Bankは記事にもあるように、「イギリス初のデジタルバンク」と呼ばれています

特徴としては、支店もインターネットバンキングもなく、アプリだけで取引ができる銀行である点です。

Atom Bankは従来の銀行の常識を覆し、「アプリだけで取引ができる銀行」なのです。

このモバイルウォレットアプリは2年で100万ダウンロードを記録し、2016年の終わりには500万以上になる見込みとのことです。

ちなみにスペイン、メキシコ、チリ、米国、およびトルコの5つの国で入手可能です。

下記の記事を読んでみると、「英国銀行協会が顧客のモバイル使用状況を調べてみたところ、イギリス国民は銀行アプリを一日に1000万回使い、インターネットバンキングには900万回ログインする。

一方、銀行の窓口は、一日にたったの100万回の利用にとどまる」との調査結果も記載されており、銀行の窓口業務の縮小も時間の問題かもしれません。

参考記事

ちなみに、今回£4500万を出資した「BBVA」も、日本での知名度は低いですがスペインでは第2位の規模を持つ銀行で、仮想通貨に積極的な先進的な銀行ですので、今度情報をまとめようかと思います。

2. Fidor Bank

www.fidor.de

こちらのFidor BankもAtom Bankと似ているのですが、「支店を持たない完全なオンライン専用銀行」です。

2007年にドイツの連邦金融監督庁(BaFin)に銀行免許を申請した後、2013年には「ドイツで最も革新的な銀行」に選出され、2014年にCELENT社のモデルバンクオブザイアーにも選出されています。

彼らの特徴は、「ソーシャルメディア」を使うことで従来の銀行業務の経費と複雑さを克服し、「オンラインコミュニティー」を活用して顧客から高い信頼を得ていることのようです。

Fidor Bankのオンラインコミュニティーとは?

彼らのオンラインコミュニティーには、例えば以下のような特徴があります。 

  • コミュニティでお金について相談したり経験を共有できる
  • コミュニティのメンバーはFidorの決済サービスを利用できる
  • コミュニティーのメンバーには、当座預金、ローン、普通預金などのサービスを総合的に利用できる「リテールバンキング口座」を提供する

このコミュニティーの存在によって、ユーザー同士のやりとりが可能となり、ユーザーと銀行間との連結をより強固なものにしているようです。

BitcoinやRippleなどの仮想通貨への取り組みが積極的

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

また、Fidor Bankは仮想通貨への取り組みにも非常に積極的です。

例えば、Rippleプロトコルを世界で初めて採用した銀行であったり、ビットコインを銀行口座へと送金することで給与や家賃、公共料金の支払いに使用することができたりするサービスを展開したりしているようです(参考サイト)。 

登録ユーザー数は20万人以上

下記の数値は1年程度前に調べた際の数値なので変動していると思いますが、ご参考までに記載しておきます。

  • 預金高:1億6千万ユーロ
  • 総融資高:約1億ユーロ 
  • 登録ユーザー数:20万人以上
  • コミュニティーメンバー:15万人以上
  • スタッフ数:100人

これだけの金額を100人規模で運営しているとは、恐るべしFidor Bankです。 

3. mBank

www.mbank.pl

mBankは、ポーランドのネット銀行です。

現在ではポーランドでは4番目の規模を誇る金融機関となり、モバイルバンキングのアクティブユーザー数も100万人を超えています。また、mBankの特徴はオンラインとオフラインの両方を抑えるネット銀行である点です。

彼らは「mKiosk」と呼ばれる繁華街やスーパーマーケットなどでクイックにアクセスできるサービスコーナーを多数設け、ネットとリアル双方で顧客にとっていつでも利用しやすいサービスを提供しています。

その他、「HPをユーザーにとって必要な情報を素早く検索できる」ようにしたり、「ユーザーのSNSのアドレス帳を取り込み、簡単に送金を可能」にしたり、「ビデオチャットで行員と相談」できたりするサービスなども展開しています。

以上3行になりましたが、日本の銀行と比べると海外の銀行サービスが先進的で驚かされます。

欧米の金融は日本の5年、10年進んでいると言われていますので、引き続き色々と海外の情報を調べていこうかと思います。