元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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銀行の今後の課題は?元銀行員が考える日本の銀行の弱点

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日本の銀行

先日気になる記事を見つけたので、今回は「銀行」に関する記事を書こうかと思います。

ちなみに以前銀行に勤めていた際、「自分が銀行員だ」という話をすると、何故か決まって「銀行って1円でも合わないと帰れないんでしょ?」と言われたりしました。

実際は、「銀行の支店で1円揃わなくて帰れない」という事態はあまり発生しません。

残念ながら金額が合わないという事態はたまに発生しますが、まあ遅くても8時ぐらいには帰れます。

そういった意味では、日本の銀行はホワイト企業なのかもしれません。

欧米の銀行員と日本の銀行員の違い

銀行員

先日このような記事がありました。

カードBizと僕の勝手気ままログ : 10万人の行員失職

フィナンシャルタイムズが欧米の大手銀行11行を調査したところ、2015年に10%の行員(約10万人)が失職したことが判明したそうです。

ちなみに大手行とはHSBC、モルガンスタンレー、スタンダードチャータード、RBS、クレディスイスなどです。

一方、日本の銀行(というか金融機関)の場合、ほぼ年功序列の終身雇用ですので、例え仕事ができなくても、年次とともに給料は上がっていきます。

また、色々な部署がありますので、仕事ができなくても首を切られることは無く、長く居続ければ世間よりも良い収入を得ることができるのは確かでしょう。

日本と欧米の文化の違いを感じましたが、FinTechでイノベーションが起きれば起きるほど、銀行員の数は減っていくのかもしれません。

銀行員は、あと10年で「消える職業」の代表例

www.fashionsnap.com

こちらは正確に言うと、銀行の「融資担当者」ですが、オックスフォード大学の准教授もそのような予測を出しているようです。

まあすぐに消えることは無いと思いますが、数が減っていくことは確かでしょう。

パーソナライズされた資産運用のアドバイスニーズは、今後ますます増していく気がしますが、機械が取って代われる銀行業務は、どんどんテクノロジーに奪われていくのでしょう。 

すでに年収500万円以上あって今後が不安な銀行員の方は、ハイクラス向け転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】にレジュメを登録して、転職準備をされることをおすすめしておきます。

また、第二新卒などの若い方にはマイナビジョブ20'sへの登録をおすすめします。

日本の銀行員は「投資」にも「銀行業界」にも詳しい訳では無い

銀行員と投資

ふとこの銀行員について書いていて思い出しましたが、何となく世間に勘違いされていることとして、この2つが挙げられるかと思います。

銀行員に「お勧めの投資商品ある?」「円安になるかな?」などと聞かれる方を良く見かけたりするのですが、そもそも銀行員の殆どは自分で投資したことがありませんし、相場を予測することもできませんので、そのような質問を投げかける事はお勧めしません。

それよりかは自分で本を読んだり、実際に投資をした方が良いように思います。

この投資の話に関しては以前書きましたのでご参照ください

話を元に戻しますが、銀行で投資に詳しいのは一部の特定の部署の方だけであり、多くの銀行員は投資信託や外貨預金を購入しているぐらいで、株を購入している方も一部かと思われます。

また、これまでの経験から言って、日本の銀行員で銀行業界のことを良く分かっている人も、ほぼいないように思います。

恐らく銀行員の大半の方は海外の銀行のサービスを知りませんし、日本の他の銀行が提供しているサービスも知らない方が大半かと思います。

なぜ多くの銀行員が競合や業界について知らないかと言うと、銀行には色んな部署がありますので、特定の部署の人以外はそんなに知る必要が無いからです。

ですので、銀行業界のことを知りたい際は、銀行のコンサルタント等に聞いた方が良いようにすら感じます。

一方、当たり前ですが銀行内部の細かい業務については、銀行員に聞いた方が良いです。

ただその知識にどれだけの価値があるのかは、若干疑問です。

FinTechブームの中、「IT」に弱い日本の銀行の役員層

銀行の役員

色々と銀行についてズバズバ言ってきましたが、日本の銀行の最大の問題は、ある意味多様性の無い経営陣にあるかと思っています。

残念ながら多くの日本の金融機関では、その経営陣の大半は、新卒からず~っと同じ企業で働いてきた内部の人材だらけです。

加えて、IT部門が多くの金融機関において出世街道では無かったことから、経営陣にITの知見がある方が少ない傾向があります。これは有価証券報告書などの経歴を見れば分かることかと思います。

そのため、個人的には経営陣には積極的に外部の方を招いた方が良いと思うのですが、この状況を変えられない理由の一つに、年功序列の終身雇用があるかと思っています。

簡単に言うと、「頑張れば役員になれるかもしれない」という夢を社員に見せないと、皆頑張れなくなってしまうので、やらないのです。

要は、外から来た良く分かんない人が、いきなり役員になってしまうなど、中の人から見たら言語道断なのでしょう。

ですが、今後ますますITと金融が融合していく時代の流れの中で、近い将来GoogleやFacebook、Appleなどとも競合していかざるを得ないのであれば、そろそろお金だけをIT分野に投資するのでなく、経営陣も変わっていくべきタイミングなような気がしています。

また、そんな古典的な金融機関に愛想を尽かしかけている方は、上記でご紹介したような、外資系企業やスタートアップの求人情報もある転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】などで転職準備を進めることをおすすめしておきます。

それでは今日はこの辺で、元銀行員の戯言でした。