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元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産)を学ぶために書いているただの雑記。

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金融・コンサルへの転職・就職を検討している方向けに思うこと。

銀行 コンサル キャリア 転職

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【2017年3月一部修正・追記】

今日は年末ということもあり、備忘録的に個人的な話を書いておこうと思います。

このブログを始めた当初は、フィンテック(FinTech)というコアな領域なので、大して読まれないだろうなと思っていましたが、有難い事にFacebookでシェアしてもらったり、GunosyやSmartnewsさんにも取り上げて頂いたりするようにもなりました。なので、来年からは色々と目標を立ててやっていこうかと思っています。

ちなみに今日の記事は「FinTech」とは関係ないので、そちらに関心のある方には参考になりません。「FinTech」については、直近北京やロンドンが色々と気になっているので、来年また書こうと思っています。

今日はタイトルにもあるように、起業してから色々と聞かれることも踏まえ、自分の備忘録を書いておこうと思います。

銀行で身につくスキルと起業に活かせるスキル

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良く「銀行で働いた経験は起業に活かせますか?」と聞かれることがあります。

これについては活かせるスキルもあれば、活かせないスキルもあるし、結局はその人次第という答えにしかならないかと思っています。

同じように「大企業出身者がスタートアップに転職して活躍できるのか?」という問いも良く聞きます。

この転職に関していえば、正直転職先のスタートアップのフェーズによりますし、業界や職種にもよりますし、前職の経験が活きるかどうか、活かせるかどうかは、結局はその人次第かと思います。

ちなみに、銀行に入行して最初の数年で多くの人が身につけるスキルは、主に「営業」と「財務」のスキルかと思います。

所謂社会人基礎力のようなものです。

確かに、経営をする上でもお金について詳しい方が良いとは思いますが、別に財務のスキルが全てではないですし、財務諸表が読めても「稼ぐ力」が無ければ売上は立ちません。

一応銀行に関する個人的な意見を以下に書いておきます。

銀行でしか得られなかったこと

  • 売上数億~数百億の中小企業の社長やオーナーに会える(看板の力で)
  • 富裕層の実態を知れる(決算書や確定申告書、預金残高を見れるので)
  • 融資の資金調達に詳しくなる(エクイティはVCの方が良いかと思います)

銀行じゃなくても身につくこと

  • 財務分析スキル(多分自分で勉強できます)
  • 金融知識(多分自分で勉強できます)
  • 法人営業スキル(他の会社でも良いと思います)
  • 伝統的な日系企業特有の宴会盛り上げスキル(現在活用することは皆無です)

もちろん銀行内での部署によっても身につくスキルは変わります。

ただ、上述したように銀行でなくても身につくことは多いかと思うので、元々起業する意欲のある人にとっては、そんなに長くいるべき場所ではないと思いますし、早めに転職サイトのビズリーチなどで急成長中のスタートアップを探して転職した方が良いようには思います。

特に金融機関は年功序列でスピード感も無いので、どんなに仕事ができても、年次を超えて出世することはできません。あと学閥もかなりあります。

コンサルでの経験について

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マッキンゼーの南場さんは、起業するならコンサルは行くなと言っていますが、個人的にはコンサルで身に着けたスキルは、日常生活にも役立っていることが多いです。

コンサルというと批判もされますが、コンサルを経由すると「あらゆる作業スピードが格段に速くなる」(要は仕事の生産性が高まる)点は、本当に良いと思います。

コンサルを経験していなかったら、このブログを書くのにも莫大な時間がかかっていたと思いますし、そもそもこういう考え方で文章を書けるようにはならなかったと思います。

もちろんプロジェクトによって身につくスキルは変わりますが、人的ネットワークの面でも入社して良かったと思います。

ちなみにコンサルでなくても、一度転職すると「比較できるようになる」ので、そういう点は転職の非常に良い点かと思います。

転職を検討されている方は一度ハイクラス向け転職サイトのビズリーチなどに登録してみることをお勧めしておきます。

日本の金融機関への就職や転職を考えられている方へ

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銀行にも優秀な方も沢山いましたし、僕もお世話になった方は沢山います。

ですが、その一方で、本当にどうしようもない頭が凝り固まってしまった中間管理職の方々もいます。

また、仕事は全くできないのですが、会社にしがみついて世間よりも良い給料をもらっている方々が多数存在するのも、残念ながら事実でしょう。

そのため、「自分の市場価値を勘違いしている人」も多かったとは思います。

何が凄いのか辞める最後まで良くわかりませんでしたが(今も分からないままですが)、何度も飲み会で「俺は凄いんだ」「俺は偉いんだ」エピソードを聞かされた記憶があります。

就活生の方などは、エスタブリッシュな大企業に入社した場合、このような多くの理不尽な方とも付き合っていくことを覚悟の上で銀行には入行されることをお勧めしておきます。

ちなみに、この自分の市場価値に関して言うと、外資系企業やコンサルティングファームには「上には上がいる?」と考えている人が多く、自分の市場価値を分かっている方が多い(時には転職エージェントに確認したりする人もいたりします)ように思いました。

なので、外資コンサルにいた時はそういう無駄な時間を過ごすことはありませんでしたし、人付き合いもとても楽でした。

起業は、そんなに長年かけて準備することではない

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最近一つ思うのは、起業については、そんなに長年をかけて準備することではないような気がしています。

やりたいならやった方が良いし、今は準備中と言っている人も良く見かけますが、多分その準備はいつまで経っても整うことは無い気がしています。もちろん人によるとは思いますが。

僕がやりたいことがあるなら早いうちにやった方が良いと勧めるのは、僕の好きなメタップス社長のブログの文の影響が大きいので、最後に記事を引用して終わりたいと思います。

人生の賞味期限

最後に、人生には『賞味期限』のようなものがあるとよく考えています。

私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです。

 

個体差は確かにありますが、エネルギー量は必ず時間と共に減っていくし、お金のように貯蓄できる性質のものでもないです。「生きる」ということはこのエネルギーを消耗していくプロセスと言えます。

 

人を巻き込んだり、ひとつの事に集中するには体力や気力も合わせたエネルギーが必要です。『( 知識 + 経験 )✕ エネルギー量 = 成果 』と言っても過言ではありません。

 

知識や経験があっても、エネルギーが枯渇してしまっていてはもう何かに挑戦しようとは思えなくなってしまいます。この「何かに挑戦できるエネルギーがまだ残ってる期間」を「人生の賞味期限」と私は呼んでいます。

 

十分な知識と経験が揃ってからやろうと考える人もいるかもしれませんが、エネルギー量は年齢とともに減少していくとすれば、いつ始めても実は成果は変わらないのかもしれません。

 

準備万全ではなくても、きっとエネルギーが充実していてる間にやっておくべきなんだと思います。私も28歳になったので、これから人生を賭けてひと勝負しようと思います。やらずに「時間切れ」はどうしても避けたいから。

 

学校もろくに行かずに商売を始めて毎日をやりくりするのが精一杯で、自分のことなんて深く考える機会がなかったので、ここ数年はとても有意義な時間でした。

 

永遠と続く川の流れのような「仕組み」そのものを変える事ができるかは分かりませんが、今はとにかく自分の「仕事」をやり切ろうと思います。

 

人生の賞味期限が切れるまで。

未来に先回りする思考法(2017年3月追記)

メタップス佐藤社長のブログは書籍化しましたので、ご関心のある方はこちらの本をお読みください。