元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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UNICEFなどブロックチェーンへの投資が過熱している件

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ブロックチェーンへの投資

【2017年7月一部更新】

UNICEFがブロックチェーンスタートアップへ投資というニュースがあったのででちょっと紹介します。

UNICEFに関するCoinDeskの記事

www.coindesk.com

こちらに気になる文章がありましたのでご紹介します。

Focus on identity, payments

 

"We see huge potential [for blockchain technology] in the near future," he said. "One is around internal cash transfers, small transfers of money that are happening with cash that could be made faster and be monitored to make sure people got that money."

 

Perhaps more pressing, he suggested, is the use of the technology as a means to provide a form of identification.

要はUNICEFさんは、ブロックチェーン技術に「Identity(身元確認)」「Payments(支払い)」の2点で可能性を感じているという話でした。

「Payments」に関しては、ブロックチェーン技術を用いれば、今よりも早くて確実に追跡可能な送金ができるようになるというところ。

これはもちろん低コストにもなると思われます。

「Identity」に関しては、2013年のUNICEFのレポートによると、世界には生まれた「記録」を持っていない5歳以下の子供達が2億人以上存在し、経済的な困難に直面しているとのことで、この課題をブロックチェーン技術を用いれば解決できるのではないか?ということでした。

要は、ブロックチェーンを使えば「記録」を残せるということかと思います。

「記録」と言えば「Bitnation」

doublehash.me

この「記録」で思い出したのが「Bitnation」です。

この「記録」がどういうことかというと、以前ビットコイン研究所で紹介されていた記事が分かりやすいのでご紹介します。

婚姻や、出生や、死亡、国籍といったものを記録するというのは、国の基本的な機能であるが、そこに切り込んできているサービスが企画されている。それが、Bitnationだ。

 

婚姻、出生、死亡といったものの記録の他に、個人のIDの発行(パスポートに相当)や、土地や、財産権の記録といった登記ほか、投票(選挙)の機能など、国家運営に必要な基本機能を揃えるとしている。

 

またスマートコントラクトを利用した、民事契約の体系も整えるとしている。

 

それをビットコインもしくは、何らかのブロックチェーンに記録し、管理できるようにするというのが概要だ。

 

ブロックチェーンを利用することで、極めて簡便にこれらの記録・登記機能を提供することができる。

 

きわめて野心的なプロジェクトだ。

太字にした部分に要素が詰まっていますが、要はブロックチェーン技術を用いれば、記録・登記機能が簡便になるということです。

「Bitnation」については日本語のサイトもあるので良ければご参照ください。

デジタルアセットホールディングスが凄すぎる件

f:id:tetsuduki:20160205211601j:plain

もう一つ、CEOの経歴が凄いことは知っていましたが、こんなにも世界的な金融機関や大企業からぽんぽん出資を受けれるものなんだなぁと思ったニュースがこちら。

Digital Asset

www.digitalasset.com

資金調達額も凄まじいですが、今回参加することになったボードメンバーの顔ぶれも圧巻です。

優秀なCEOには優秀なメンバーが集う好例と言って良いでしょう。

日本デジタルマネー協会さんの資料によると、CEOのブライス・マスターズ氏は、JPモルガンチェースで27年間働き、ウォール街が一目置く女性とのことです。

デジタルアセットでは、ブロックチェーン技術を、株・住宅ローン・融資などの取引の決済と記録管理に利用するとのことですから、金融機関がこぞって食いつくのも頷けるといえば頷けますが、大分レベルが違う感じの企業のように思われます。

Blockstream

jp.techcrunch.com

その他にもBlockstreamが5500万ドル調達したニュースもあったりと、今後もこのようなニュースを目にする機会は増えていきそうな気がします。

(追記)ブロックチェーンで気になったニュース

ニュース

気になったニュースをまとめてここに追記しておきます。

米Nasdaqの動き

itpro.nikkeibp.co.jp

Nasdaq LinqはNasdaqがブロックチェーン技術を評価する目的で開発したテスト的なシステムだが、同社のGreifeld CEOはMoney 20/20の基調講演で「ブロックチェーン技術は金融市場のITインフラストラクチャーを一変させる可能性がある」と語り、同社がブロックチェーン技術に期待していることを強調した。

当初から言われているように、既存の金融システムにブロックチェーンテクノロジーを利用すると、今までよりも高度かつ、大幅なコスト削減が見込まれるシステムとなるのは間違いないのでしょう。

テックビューロとGMOの提携

jp.techcrunch.com

テックビューロは本当に色んな企業と提携しています。そしてさくらインターネットにて稼働する実証実験用の「mijinクラウドチェーンβ」には、世界から167件もの申込があったようで、日本企業の顔ぶれを見てもそのポテンシャルの凄さを感じざるを得ませんでした。

GMOで思い出しましたが、2015年6月にはSMBCとの提携ニュースが流れました。

GMOも前々から凄い会社だなぁと思っているのですが、日本では誰が決済領域の勝者となるのか、気になるところではあります。

国や金融機関が独自コインを発行

thebridge.jp

btcnews.jp

中国の中央銀行が独自のBitcoinをリリース予定だったり、日本でも三菱さんが動き出したりと、この仮想通貨という概念が、世の中をどう変えていくのか気になるところです。

大分前にCitiが独自通貨を発行するというニュースがありましたが、予想したよりも早いタイミングで三菱さんが動き出したのは良かったです。

ビットコイン決済の普及
coinmap.org

また、最近はどうやら台湾のファミリーマートではビットコインでの支払いが可能になるようです。

日本でももっとビットコインを使えるところが増えれば良いなぁとは思うのですが、中々普及への道は大変そうです。

ちなみに上記の「Coinmap」では、ビットコインが使えるお店やビットコインのATMなどを調べることができます。

これを見てみると、まだまだ日本は少ないなぁという印象です。

果たして日本でも仮想通貨による決済が当たり前になる日は来るのでしょうか。

SBIホールディングスの動き

btcnews.jp

最後に、SBIの出資ニュースです。個人的ににはSBI含め、ネット銀行の方が都市銀行よりも先進的な印象があります。

また、SBIはATM手数料や振込手数料などの各種手数料も安く、SBIFXトレードなど便利なサービスが多いので、個人的には良く使わせて頂いております。

 なおこのような「ブロックチェーン」に関しては、2017年に分かりやすい本が2冊が出ましたので、下記の記事の最後にまとめておきました。

ビットコインが詐欺なのではなく、ビットコインを使ったネットワークビジネスが詐欺だと思うに至った件。