元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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融資型(貸付型)クラウドファンディングのリスク・メリット・おすすめサービス

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融資型クラウドファンディング

【2017年一部更新】

今回は貸付型(融資型)クラウドファンディングと言われることもある「ソーシャルレンディング」の市場の概要やリスク、メリットやおすすめできるサービスをご紹介します。

ちなみに資産管理アプリを提供する「マネーフォワード」でも、遂に「ソーシャルレンディング」の残高管理が可能になったようですので、ソーシャルレンディングの案件管理はより便利になっていくようです。

融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とは?

融資型クラウドファンディング

まず、融資型クラウドファンディングは、「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」を、インターネットを通して結びつける融資仲介サービスです。

融資型クラウドファンディングは貸付型クラウドファンディングとも言われますし、「ソーシャルレンディング」と呼ばれることも多いです。

最大のリスクは、貸し倒れリスク

最大のリスクは、お金を借りたい企業にお金を貸し出すため、貸し倒れリスクがあります。ただしこちらは提供業者によっては、不動産担保を取得したりなどのリスクヘッジをはかっています。

また、融資型クラウドファンディングの運営業者(ソーシャルレンディング事業者)は、従来の銀行の貸付事業に比べて、スピーディーに低コストで運営ができるため、その分の利益を、資金の出して(私たち投資家)に還元してくれます。

さらに、資金の借り手も銀行よりも高い金利で資金を借りますので、当然その分の利回りもよくなります。

最大のメリットは、リスクに対するリターンの高さ

ですので案件次第にはなりますが、ソーシャルレンディング事業者によっては、1年程度で利回り10%以上のリターンを得ることができたりもします。

特に伊藤忠商事が出資する【クラウドクレジット】などは海外の新興国へ投資をしている案件が中心のため、ソーシャルレンディング業者の中でも利回りが高くなっています。

ソーシャルレンディングのリスクやメリットの詳細はこちら

融資型(貸付型)クラウドファンディング市場の概要と今後の将来性

Massolutionが2015年に行った世界のクラウドファンディング1,250社調査では、世界市場の規模は、2013年の51億ドル、2014年の162億ドル、2015年予想では344億ドルと急拡大しており、その7割近くが貸付型。

 

日本のクラウドファンディング市場も、矢野経済研究所の2015年の調査で、2013年の124億、2014年197億、2015年度の284億と拡大、その約8割が貸付型を占めると言われています。(参考サイト

改めてこのようなデータを見ると、日本でも、もっとソーシャルレンディングや貸付型(融資型)クラウドファンディングの知名度が上がっても良いように思うのですが、中々まだ一般層には浸透していないように思います。

ですが、アメリカやイギリスの歴史を鑑みると、今後日本でも市場規模が拡大して行くことはほぼ確実ですので、サービス自体は時が経てばメジャーなものになっていくことでしょう。

おすすめの貸付型(融資型)クラウドファンディングサービス4つ

融資型クラウドファンディング

続いて、個人的におすすめだと思う貸付型(融資型)クラウドファンディングサービス(ソーシャルレンディング)をご紹介します。

1. 日本初のソーシャルレンディングManeo

まず一番最初にご紹介するのは、2008年に日本で初めてソーシャルレンディング事業を始めた「Maneo」はおすすめできます。

ソーシャルレンディング maneo」はHP上にきちんと自社の業績(黒字推移中)も開示しているため、信頼性という点はかなり高いように思います。

一番のソーシャルレンディングの老舗企業であり、SMBCベンチャーキャピタルやGMOインターネットグループ、Voyage Groupなどからも出資を受けていますので、今後上場する可能性は十分にあるでしょう。

また、オーソドックスなソーシャルレンディング案件を取り扱う「maneo」以外にも、maneoはグループ会社で様々なジャンル別のソーシャルレンディングサービスを提供しています。

ですので、まずは「maneo」から始めて、その後に自分に合ったソーシャルレンディングサービスを見つけていくのが良いのではないかなとは思います。

maneoの詳細はこちら↓

2. 伊藤忠商事が出資するクラウドクレジット

続いておすすめできるのは、大手総合商社の伊藤忠商事やマネックスベンチャーズもが資している【クラウドクレジット】です。

クラウドクレジットの代表の杉山氏は東大卒、大和証券SMBC、ロイズ銀行などの金融畑出身で、経営陣も金融業界出身のベテランが集まってきています。

クラウドクレジットはベンチャーというより若干金融機関っぽい固い感じの企業のような気はしますが、ブログで情報発信をされていたりと、誠実で顔の見える経営をされていて、信頼性は高いように思います。

また、他のソーシャルレンディング事業者と異なり、クラウドクレジットは新興国向けのソーシャルレンディングをメインに取り扱っています。

そのため期間は2~3年と長いものがありますが、期待利回りも10%以上などの高いものが多くみられます。

2014年からサービスを開始しており、これまで取り扱ってきたペルーの案件などもちゃんと返済されていますので、当面ほったらかしの資産運用をされたいかたにはかなり適しているのではないかなと思います。

クラウドクレジットの詳細はこちら↓

ソーシャルレンディングならクラウドクレジット

3. 不動産特化型のOwnersBook(2017年8月にマザーズ上場)

OwnersBook

続いておすすめできるのが、不動産投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)に特化した「OwnersBook」です。

OwnersBookは2017年8月にマザーズ市場に上場しており、僕も有価証券報告書を確認したのですが、不動産売却益および不動産の家賃収入できっちりと利益をだしており、それらの利益をOwnersBookの広告費やら新しいAIサービスの開発やらに使用しているのかなという印象でした。

OwnersBookは順調に会員数や成立ローン総額も伸ばしていて、上場して資金調達を実施し、さらにサービスをスケールさせにくるようにも思います。

何よりOwnersBookは「不動産」に特化しているので、そもそも全案件に「不動産担保」がついている点が安心です。これまでの貸し倒れもありませんので、相当OwnersBookは案件の見極めがうまいのではないかなと思います。

経営陣はゴールドマン・サックスグループの不動産投資会社などにいたベテラン経営陣が中心となって運営していますので、かなりのプロ集団というのは安心できます。

ですが、その分「利回り」に関してはクラウドクレジットの10数%などよりは当然下がって、大体実質的な利回りは6%ぐらいなようなイメージがあります。

ですがリスクをかなり低く抑えられていることもあってからか、募集が出てから案件が速攻で埋まるのがある意味特徴的です。

中には当初予定が5%程度でも、結局早期償還によって10数%を超えた案件もあったりと、僕もまた同じような良い感じの案件が出てきたら投資しようかなと思っています。

期間が短く、不動産担保付きで、利回りも高いというのはソーシャルレンディング界隈でもあんまり無い印象ですので、個人的には今後も期待しているサービスです。

OwnersBookの無料登録はこちら↓

OwnersBook

4. 証券会社が提供するクラウドバンク

最後におすすめできるのは、「第1種金融商品取引業」という証券会社の資格を取得しているクラウドバンクです。

僕が初めて使ったソーシャルレンディングサービスは実はクラウドバンクなのですが、ソーシャルレンディングサービスが日本で始まってすぐの時は、実は他のソーシャルレンディング事業者のサイトがあまりに見辛く…

そんな中でクラウドバンクのサイトが、唯一ホームページが見やすかったというのがあったりしました。

何となく大手金融機関がローンチするサービスには、未だにそういうUIに対する配慮が足りないものが多いように感じたりします。

ちなみに当時利用した際に決め手となったのは、「金融商品取引業第1種」を取得していることから金融庁の目がめちゃくちゃ厳しく、変なリスクはとらなそう(というかとれない)だろうな〜と思ったからです。 

融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、購入型のクラウドファンディングのように、すぐに事業を始められる領域ではありません。

事業者が増えるのにも時間はかかるでしょうし、一般の人々に普及していくのにも時間はかかるでしょう。

ですが、欧米や中国などの金融先進国の歴史を鑑みると、今後は日本でも徐々にソーシャルレンディングを投資対象とする人は確実に増えていくのかなとは思いますので、関心のある方は一度利用されてみても良いのではないでしょうか。

クラウドバンクの詳細はこちら↓

新しい投資のカタチ クラウドバンク

借り手(企業)はいるけど貸し手(投資家)が不足している状況

IT業界と金融業界

ちなみに以前とあるソーシャルレンディング事業者のセミナーに参加した際に聞いた話で驚いたのは、「借り手はいるけど貸し手が不足していて、お金を貸すことができない」という話です。

当初僕はその逆を想定していたので、この話を聞いた時は結構意外でした。

もしこの話が本当であるならば、貸し手の潜在層にもっとリーチすれば、サービスは更に速いスピードで拡大していくように思います。

そしてこれに付随してよく思うのが、IT業界の人は金融業界の人と比べると、圧倒的に動きが速いということです。

金融機関のコンサルをしていた時も感じましたが、金融業界の人というのは、急いで判断して失敗するよりも、じっくり検討している内にチャンスを逃す方が良いと考える人が多いです。

FinTechに関して言えば、例えばビットコイン関連のサービスを提供している方々は、経歴を見るともともとIT業界にいた方が多いように思うので、金融で凝り固まっているところよりも、スピード感を持って事業を展開しているように思います。

この辺は当事者でないので本当のところは分かりませんが、何となく外から見ていて感じたりします。

ようやく気になるニュースをぽつぽつ備忘録的に書けたので、また折を見て海外のサービスに関しても書こうかと思います。

ソーシャルレンディングのリスクやメリット・今後の可能性の詳細についてはこちら