元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産)を学ぶために書いているただの雑記。

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マレーシアのイスラム金融とフィンテックスタートアップ3社。

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今回はマレーシアのイスラム金融とフィンテックについて書きます。

Tech in Asiaにはキャッシュレジスターを提供するフィンテック企業がいくつか紹介されていました。

マレーシアとイスラム金融

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個人的にはマレーシアではこの写真のように頭にターバンを巻いている方々を多く見かけたこともあり、イスラム金融のイメージが強かったりしました。

ちなみに調べてみると、外務省のデータでは約61%がイスラム教のようでしたので、実際マレーシアにイスラム教徒はかなり多いようです。

イスラム金融とは?

イスラムの教義では、その聖典によって「金利」というものが禁止されている。

そのため、イスラム教徒の社会では、金利を取得することなく、別途の方法で資金の出し手が利益を手にできる方法で、資金がやり取りされている。

これを一般に「イスラム金融」と呼んでいる。

この「金利」が禁止されているという点がポイントです。

ただ、上記の記事にも書いてありますが、銀行が利ざやを高くとったとしても、イスラム教徒はイスラム金融を選ぶ割合が多いので、儲かるという話があります。

実際に日本のメガバンクも、以前からこぞって儲かりそうなジャンルには続々と進出していたりします。

日本のメガバンクの海外進出と、顧客の大企業シフトは今後ますます加速しそうです。

シンガポールや香港に加えてマレーシア?

2013年に上記のような記事が出ていましたが、マレーシアは街自体もどんどんシンガポール化?しているように思います。

去年マレーシアに行った際は、4年ぐらい前に行った時と比べて大分街も綺麗になり、テクノロジーの進歩によって交通やら買い物やら色々と利便性が高まったように感じました。

ちなみに現地に住むマレーシア人に関しても、外資系企業で働いている場合は、もはや金銭感覚が日本人と殆ど変わらない印象を受けました。

余談ですが、堀江さんの最新作「君はどこにでも行ける」でもアジアと日本について書かれているようで、アジア諸国の発展の中で、日本人のアドバンテージはどんどんなくなっているようにも思ったりします。

マレーシアの主な銀行と先進的なサービス

  1. Maybank
  2. CIMB Group
  3. Public Bank
  4. RHB Capita
  5. Hong Leong Financial Group

参考記事

MaybankやCIMBは色々と先進的なサービスを提供しているので、今度また書こうかと思いますが、ちょうど良い感じの1分20秒の動画があったのでシェアしておきます。

CIMBのアプリ動画

youtu.be

お店の近くでディスカウントクーポンをゲットできたり、携帯アプリでショッピングが楽しめるサービスを普通に銀行が提供しているのを見ると、日本の銀行より全然進んでいるように思います。

日本の三菱さんもDo Smartとか本当にどうでもいいCMにお金使ってないで、もっと便利なサービスをアピールすれば良いと思うんですけどね。

マレーシアのフィンテックスタートアップ3社

色々とつらつら書いてきましたが、マレーシアのフィンテックスタートアップはTech in Asiaさんの記事によると、決済領域のサービスが多い印象を受けました。

1. TIDE

www.tideanalytics.com

Tech in Asiaでは、カード不要の決済サービスとキャッシュレジスターの提供を計画しているということでFinTech企業として紹介されていました。

ですが、下記記事にもあるように、「Offline to Online」(顧客のリアルにおける行動を分析しウェブ上での行動を促す)がキーワードのように思います。

マレーシアのクアラルンプールに拠点を置くスタートアップ企業のTIDEは、店舗などリアルなチャネルを訪れた顧客の属性や行動に関する情報を収集・分析し企業に提供する、独自のデバイスとウェブ上のマーケティングプラットフォーム「TIDE Analytics」を提供している。

ふと最近知ったABEJAと似ているような気もしました。

オフライン環境におけるデータ分析はGoogleやFacebookよりも優位性があるのかもしれません。

2. StoreHub

www.storehub.com

StoreHubはiPadのPOSレジを提供している企業のようです。

「POS」とは、英語のPoint Of Salesの略で、日本語では販売時点情報管理と訳されます。

もともとは商品を販売した時点でその情報を記録・集計することなのですが、現在、一般的にはそのような記録・集計、および集計した情報をもとに様々な管理・分析を行う機器を指して「POS」「POSレジ」「POSシステム」と呼ぶことが多くなりました。

youtu.be

こちらの動画が分かりやすいのですが、最初の1分ぐらいは飛ばして良いかもしれません。

3. ARMS

www.arms.my

最後のARMSも同じくiPadのPOSレジをレストランや小売りに提供していたりするようです。

Tech in Asiaにはこの辺りが紹介されていましたが、個人的にはMOL PayとiMoneyが気になっているので、それに関してはまた次回書こうかと思います。