元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

MENU

ビル・ミラーの株式投資とビットコイン投資。

SPONSORED LINK

f:id:tetsuduki:20170623173413j:plain

ふとZUUさんのニュースを見ていたら最近本を読んだ「ビル・ミラー」の話題が出ていました。

バフェット氏らと並ぶ「三大投資家」ミラー氏、Amazon、ビットコインなどに積極投資 | ZUU online

ウォーレン・バフェットがビットコインに警鐘というニュースは知っていましたが、ビル・ミラーが以前からビットコインに積極投資していたとは知りませんでした。

ニュースを見てみると現在もビットコイン推しである姿勢は変わっていないようです。

ビル・ミラーに関する日本語の本はビル・ミラーの株式投資戦略―S&P500に15年連勝した全米最強の投資家ぐらいしかないと思いますので、それも踏まえてちょっと書こうかなと思います。

投資家「ビル・ミラー」とは?

f:id:tetsuduki:20170624111257j:plain

画像出典

ビル・ミラーは冒頭の記事にも書いてあるように、1991年〜2005年に渡って15年連続でS&P500種を上回った「伝説の投資家」として海外では有名なようです。

株式投資の第一人者ビル・ミラー氏復活-天才に返り咲き」など、ニュースをみる限り色々と著名人であることから批判されたりされつつも、近年でも引き続き評価され続けている投資家です。

ビル・ミラーも偉大なるバリュー投資家である「ベンジャミン・グレアム」に影響を受けた一人ですが、ビル・ミラーはウォーレン・バフェットなどとは異なり、アマゾンやグーグルなどのハイテク株にも投資をし、凄まじいパフォーマンスを挙げています。

これまでのバリュー投資+αを体現している、先見の明がある投資家の一人と言えるでしょう。

冒頭でご紹介した本は若干抽象的な内容が多くはなっていますが、IT産業のバリュー評価などに関しても記載されており、色々と勉強になる部分がありましたので、本ブログではビル・ミラーの投資戦略についてメモをしておきます。

ビル・ミラーの株式投資戦略とは?

f:id:tetsuduki:20170623173434j:plain

ビル・ミラーの株式投資戦略―S&P500に15年連勝した全米最強の投資家における、ビル・ミラーの株式投資戦略は以下になります。

  • バリュー投資を基本とし、環境変化に応じて投資戦略を進化させる
  • 競争力のある銘柄を伸ばし、ないものは除いていく
  • 経済と株式市場について観察はするが、予想はしない
  • 優れたビジネスモデルを持ち、高い投資利益率をあげる企業を選び出す
  • 心理的要素で動く誤った考え方に翻弄されず、逆にそれを利用する
  • 本質的な価値と比べて大幅に割安な価格で企業に投資する
  • もっとも低い平均購入コストで勝ちを得る
  • 15~50銘柄に絞り込んだポートフォリオにする
  • 銘柄選択の正解率ではなく、ポートフォリオの利回りの最大化を目指す
  • 株を売却するのは、
    ①株価が本質的価値に到達したとき
    ②よりよい投資先を見つけたとき
    ③投資の根本的な考え方を変えたとき

バリュー投資家ということで、ウォーレン・バフェットの投資スタイルと似ている部分もあります。

1点、最後の「株の売却」に関する部分には、別の章でちょっと違う風に書かれていたので補足しておきます。

①は「株価が適正になった場合」で、つまりは「企業が適正価格を得て(価値を最大限実現して)、将来にわたってその企業をさらに保有し続けても、それ以上の利益を得られなくなったと判断した時」とのことです。

一方、事業に価値があり、現在は割安な状態であるが、その価値を株価に反映させる能力のある経営者がいると確信できる限り、株は保有し続けるようです。

②は別の章では「より割安な銘柄を見つけた場合」と書かれていますが、まあ割安というよりも魅力的な銘柄という感じで良いように思います。

③は別の章では「投資環境が変化した場合」と説明されています。これは上記とはちょっとニュアンスが異なるように思います。

本書によると、投資環境が変化した場合とは「政府による規制の変更や、一時的とはいえないほどの市場動向の変化が起きることによって、保有している企業のビジネスモデルが変わってしまう場合」とのことでした。

個人的には、この「外部環境の変化」という観点は大切な気がします。

例えば、規制により投資先企業の外部環境が一変してしまい従来のビジネスモデルが成り立たなくなってしまった場合もそうですが、そもそも日本の株式市場が一斉に大暴落を始めた時は、ひとまず市場から逃げた方が良いこともあるでしょう。

その後、適正価格よりはるかに割安で株式を購入するチャンスになる可能性もある訳ですが、その際に手元にキャッシュがなければ買い増しもできませんので。

仮想通貨投資とアルトコインの利確

f:id:tetsuduki:20170624111547j:plain

ビル・ミラーの本を見返してみて改めて考えさせられたのが、アルトコインの「売却」に関してです。

例えば、②「より魅力的な銘柄を発見した時」の観点から言うと、より有望だと自分が信じられるアルトコインを発見した際にそちらに切り替えるということはあるでしょうし、③「投資環境が変化した時」のように仮想通貨市場に何かネガティブな異変がおきたら手放すということもありえるでしょう。

③に関して、個人的には一般人への浸透もまだまだこれからで、投資ファンドなど巨額の資金を扱う投資家の参入が相次いでいる訳でもないように思いますので、まだまだ仮想通貨市場にお金は流れていくようには思いますが、何がきっかけとなって環境が変化するかは分かりません。

ただ、①「株価が適正になった場合」の観点に関して、株式投資であればIR情報や株価指標などがあるので適正価格を判断することも可能かとは思うのですが、アルトコインの適正価格を見極めるのは難しいというか、正直その価格が適正価格なのかどうかは分からないと言ってしまった方が正しいような気もします。

ですので、他の仮想通貨との比較においてか、自分が納得できる水準まで上がったらか、何かネガティブニュースが流れたら利確するという形になってしまうのではないかなあと個人的には思ってしまいます。

ただ、以前界隈でも話題になっていましたが、アルトコイン売却時(利確時)の選択肢としては、

  1. 日本円にする
  2. ビットコインにする
  3. 他のアルトコインにする
  4. 利確はせずにずっとホールド

などがあります。

ですので、アルトコインのままずーーっとホールドという選択肢もあります。

以前は決済といえばビットコインがメジャーなのかな〜と思っていたのですが、最近はBITPOINTがイーサリアムでの店頭決済サービスを8月に始めるというニュースもあったり、アルトコインのままカードにチャージするという選択肢もありますので、投資先を信じ続けるのであればそのまま保有しておくというのもありなのかもしれません。