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元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産)を学ぶために書いているただの雑記。

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ベンジャミングレアムの賢明なる投資とポールグレアムの投資。

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大分前にバフェットがアップル株を購入したことが話題になりました。

個人的にはバフェットの投資哲学が好きなのですが、あまり日本では人気が無いように思います。

なんとなく株式にせよFXにせよ「短期トレーダー」の方が人気というかメディア露出が多いので、そっちに傾倒する人が多い印象はあります。

アップル株に関しては、少し調べていたらこの記事がとても丁寧にまとまっていて勉強になりました。

www.mag2.com

日本だとウォーレンバフェットは多少は有名な気がしますが、ベンジャミングレアムの知名度はあまり高くないように思います。

個人的にはちょっと残念ですが、実際検索ボリュームも殆ど無く、そんなに彼らの考え方は「流行る」ものでも無いのかなと思いました。

今日はたまたまですが、グレアムつながりで「ベンジャミングレアム」とY combinatorの「ポールグレアム」の投資について書こうかと思います。

ベンジャミングレアムの投資

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そもそも「ベンジャミングレアム」とは誰でしょうか?

Wikipediaさんから多少引用しますと、

ベンジャミン・グレアムは、アメリカ合衆国の経済学者。今日でもよく「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家であった。

グレアムが最も知られているのは、億万長者の投資家ウォーレン・バフェットの育ての親としてであろう。

バフェットはグレアムを堅固な知的投資の骨組みを確立した人物として信頼し、グレアムを父親に次いで影響力のある人物であると語っている。

ベンジャミングレアムの本では「証券分析」と「賢明なる投資家」が非常に有名です。 

以前読んだ時、両方とも読み辛く(翻訳のせいもあるのか?)、特に「賢明なる投資家」については中長期の株式投資家を目指すなら絶対に読んでおくべき一冊だだとは思うのですが、個人的には現在色々と出版されているバフェット本の方が、現代の投資家にとっては読みやすく有用なようにも思われます。

ですが、少し前に知った巨額の利益を出しているファンドの戦略が「ベンジャミングレアム」のバリュー投資に基づくものということでしたので、久々に「賢明なる投資家」を読み返してみました。

投資の中心概念の「安全域」

「賢明なる投資家」においては、投資の中心概念として「安全域」の話が出てきます。

他の本にも書いてありましたが、多くの人は株価が上がった時に喜びますが、彼らのような賢明なる投資家は、ずっと買いたいと思っていた株の株価が、何かのきっかけで下がった時(十分な安全域を確保できる程度に割安になった状態で買えた時)に喜びを感じます。

この感覚は、上記の本を読んで自分が実際に株を購入して初めて分かり始めたので、ご関心のある方は実際にチャレンジしてみることをお勧めします。

個人的にオススメの証券会社はSBIや楽天、GMOクリック証券あたりです。

「投資を成功させるためには、良い企業の株を、その企業の真の価値よりも大きく下回った価格で取引されているときに購入すること」

上記は億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術に記載されていたベンジャミングレアムのアドバイスですが、バフェットも本書では同じようなことを書いています。

「投資家の目的は、十分に理解ができ、かつ5年、10年、20年後に実質上確実に高い収益を上げるであろうビジネスの一部を、合理的な価格で購入することに尽きるはずです」

「株券」を買うのではなく、その企業の「ビジネス」を買うという姿勢が、個人的には特に好きなのですが、ご関心のある方はバフェットの本を読んでみて下さい。

ポールグレアムの投資

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次に、「ポールグレアム」とは誰でしょうか?

再びWikipediaさんによると、

1995年にロバート・モリスと最初のASPであるViawebを創立。

Common Lispで書かれたViawebソフトウェアでは、ユーザーがインターネットストアを作成することが出来た。

1998年、ViawebはYahoo!の45万5000株(4960万ドル相当)と交換でYahoo!に買収され、同製品はYahoo!Storeとなった。

2005年にグレアムはトレバー・ブラックウェルとジェシカ・リビングストン、ロバート・モリスと共に、スタートアップ企業(特に若い人によって開始され、とりわけ技術志向の企業)へのシードファンディングを提供することを目的としたY Combinatorを創立した。

現在ではY Combinatorというベンチャーキャピタルを運営している訳ですが、個人的に面白いなと思うのが彼らの投資手法です。

HPにも記載さてますが、彼らは毎年少額の資金($120k)を100以上のスタートアップに投資するという手法を取っています。

上記の本を読むと、彼らは究極的には「どのビジネスが成功するか分からない」という考えに基づき投資をしているようですが、例え100社に投資して99社がダメだったとしても、たった1社がその損失を上回るリターンを出すため、結果的には利益が出るのです。

クラウドセールやアルトコイン

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何だかこの考え方はクラウドセールやアルトコイン投資に当てはまるような気がするなと、最近思ったりします。

イーサリアムに始まり、最近はSteemだったり、色々と日本でも急騰が話題になっていますが、このような1つのアルトコインの上昇が、他の損失すらをカバーしてしまうといった感じです。

また、クラウドセールに参加し、資金(というか主にビットコイン)を投じ、利益を出すという行為は、何だか一個人がVCもどきになれているような感覚すら覚えます。

もちろん、資金を投じたからと言って発行体に対して議決権などの影響力を持つ訳ではないですが、未上場企業に投資するような感覚?というのでしょうか、そこが似ているように思ってしまいます。

また、アルトコインは未上場の株式とは異なり、発行体の企業が上場しなくても、投資家はそのコインを自由に売買でき、利益を出すことができる点も違います。

そこは逆に上場している株式と似ています。

アルトコインの場合は、未上場の企業が上場して利益が確定するというようなタイミングがないので、手放すタイミングによっても利益額は変わりますが、日本から遠く離れた異国で生まれたビジネスに、インターネットやビットコインを通じて、いとも簡単に投資できてしまうというのは、中々凄い世界だなぁと最近感じます。