元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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メガバンクの違いは何ですか?という質問に就活生向けに回答

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メガバンクの違い

こないだ友人から「メガバンクって何が違うの?」と聞かれたので、ちょっと考えてみました。

まあ、あんま違いないんじゃないですかね。笑

ただ、銀行時代の後輩が「就活生と社会人とでこんなにも情報格差があるのって、銀行員ぐらいですよね」と言ってたので、本ブログで就活生向けに多少メガバンクの中身について書こうかと思います。

メガバンクに興味のない方には一ミリも面白くない話ですが、就職先として銀行を検討されている方などに参考になれば幸いです

三菱東京UFJ銀行の特徴

www.saiyo.bk.mufg.jp

三菱で良く言われているのは「国際業務が強い」です。

実際他のメガバンクより海外ネットワークがあると思いますので、就活生で三菱東京UFJ銀行に入りたい場合は、「海外」推しが一番やりやすいんじゃないかなとは思います。

学生時代に留学されていた方や帰国子女の方、将来的に海外で働きたいなどの希望がある方は、言いやすい志望動機となるでしょう。

「英語を話せるので、将来的には海外で働きたいんです。一番海外で働けるチャンスが多いのが御行だと思ったんです」みたいなやつです。 

まあでも英語話せる人多いですし、ロシア語とか話せたらモスクワとかいきやすいのかもしれません(適当)。

ただ、実際に最近は若手でも東南アジアなどの海外に駐在している人も結構いるようです。

海外に転勤できるのは大体2回目の異動の時(入行5年〜7年目ぐらい?)が多いのですが、「次の異動で海外拠点じゃないと辞めます!」と人事部と交渉することで、1回目の転勤(入行3年目ぐらい?)でニューヨークに行けたりもしますので、1回目の異動で海外拠点にいけるかどうかは本人の交渉力次第かとも思います。

合併の歴史

ちなみになぜ三菱東京UFJ銀行は海外ネットワークが強いかと言うと、外国為替専門銀行であった旧東京銀行が母体にあるからです。

合併の歴史を振り返ると、東京銀行と三菱銀行が合併して東京三菱銀行になっています。また、三和銀行と東海銀行が合併して、UFJ銀行になっています。

そして「東京三菱銀行」と「UFJ銀行」が合併して「三菱東京UFJ銀行」になり、最近はこの「東京」の部分がなくなって、「三菱UFJ銀行」になることが決まったそうです。

名前を変えた意味があるのかは全くの不明です。

どうでも良い余談ですが、年齢層が上の方は、「三菱東京」ではなく「東京三菱」と、今でも良く名前を間違えて呼んでいることが多いです。

フィンテック関連の取り組み

innovation.mufg.jp

その他には「フィンテック」というキーワードを散りばめておくのも良いかもしれません。

MUFG DIGITALアクセラレータプログラムをやっていたり、MUFG Innovation Hubなどのメディアを立ち上げてみたり、仮想通貨を発行しようとしてみたり、色々と試行錯誤をしているようではあります。

以前は全然花形ではなかったIT系の部署ですが、現在はかなり中途採用を入れて、社内でも結構スポットライトがあたっているようではあります。

その他の細かい特徴は、地域の中小企業対応は子会社に任せて、本体は大企業取引にシフト中(経営戦略的な判断では正しいと思われる)であったり、国際売却益で頑張っている、グループ総合力(証券とか信託とか不動産販売とかグループに色々あるよ的な)やトップバンクとしてのブランド力がある、あたりでしょうか。

まあ志望動機は作り込みしやすい銀行な気がします。

ちなみにネット上で三菱が激務って書いてあったんですけど、メガバンクは特定の部署の特定の人だけ激務かと思います。

真夜中に帰宅する人もいれば、朝来て本読んでぽけーっとして9時-17時で帰る人もいますし、まあ基本的にはわりと平和な職場かと思います。

みずほ銀行の特徴

www.mizuho-fg.co.jp

最近の状況を一言で言うと「システム統合が大変そう」ですが、このシステム統合は経営戦略のOne MIZUHOともリンクしているのでしょう。

<みずほ>は社会的使命を果たすため、銀行・信託・証券、アセットマネジメント会社、シンクタンクなどのあらゆるグループの機能が一体となって総力を発揮し、お客さまのあらゆるニーズに最大限応えていくOne MIZUHO戦略を推進。

 

さらに”お客さま第一”を徹底し、「総合金融コンサルティンググループ」へと進化するため、顧客セグメント別カンパニー制を導入し、最高の金融サービスを迅速に提供できる体制へと進化している。

これは採用ページからの抜粋ですが、まあ志望動機で使うなら分かりやすいんでこの辺を使うかなという感じです。

昔はみずほコーポレート銀行があったので大企業取引が強いイメージがありましたが、この大企業取引に関しては今どこのメガバンクも力を入れているでしょうから、今後はちょっと差別化し辛いんじゃないかなという気はします。

余談ですが、確かソフトバンクのメインバンクもみずほだったかと。

日本全国に支店(≒全国転勤)

また、ネットでググったら、「メガバンクで唯一47都道府県に支店がある」とのことだったので、みずほ銀行はまさに全国転勤がある銀行なのでしょう。

上述した三菱は全国転勤と言いつつも、なんだかんだ東京・大阪・名古屋近辺と地方の主要都市が殆どかと思いますし、出世コースにのった人々は殆ど丸の内かと思います。

まあみずほも出世コースにのったらほぼ大手町かとは思いますが。

IT企業との協業

その他の思いつく特徴としては、最近IT企業との協業が増えてる点です。

メタップス、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、 WiL LLC.の4社間で資本業務提携契約の締結|ベンチャータイムス

空き部屋シェア「Airbnb」とみずほ銀行が提携--お寺の貸出しや保険開発 - CNET Japan

あとはPepperくんの印象です。

みずほ銀行、Pepper・Sota・NAOの3体のロボットが資産運用案内のデモを公開 | マイナビニュース

まあこの辺かなあという感じですが、ITへの取り組みはニュースを見れば他の二行も増えてことが分かるので、みずほだけでは無いかもしれません。 

三井住友銀行の特徴

www.smbc.co.jp

インターネット上にはリテール業務と投資銀行業務に強いって書いてあるんですが、個人的には公式キャラクターの「みどすけ」の印象が強い銀行です。

それと、確かにノルマが厳しい(≒営業強い)イメージはあります。ただ営業力が強いので、他の2行と比べると現場の力が強い印象もあります。

三菱もみずほも基本的には本部官僚的なところがあるので、SMBCは営業やりたい人には良いのかな〜という感じです。

あとは旧さくら銀行が関西で強かったので、関西で強い銀行のイメージもあります。

(追記:この記事書いてすぐ下記のニュースが出ましたので、FinTechに対する取り組みについて話しても良いかもしれません)

FinTechサービスの共同開発に向けてヤフーとSMFGが業務提携、9月には新会社も設立 | TechCrunch Japan

SMBCについては正直そんなに詳しく無いのでこの辺で終わります。

メガバンクの違いに関するまとめ

まとめ

とりあえず就活生の方は、志望動機で「人が良かったんです」とか言うのだけはやめましょう。

その「憧れの人」と働ける可能性は、ほぼ皆無です。

本部で希望の部署にいける可能性も、極めて低いでしょう。

ちなみに、メガバンク内の「人」に関してですが、個人的には銀行カラーよりも、エリート街道を走っているかどうかの方が、人としての差が出ているような気がします。

まあそんな訳でメガバンクに入りたい方は、「なぜ金融業界を志望するのか?、なぜ銀行業界を志望するのか?、そしてなぜ銀行業界の中でもその銀行なのか?」あたりの志望動機を固めておけば良いのではないでしょうか。

人によっては志望動機は聞かれないかもしれませんし、合コンでモテたい(実際にモテるのかどうかは不明)とかでも悪くはないかもしれません。

ちなみに「メガバンクって今後やばいんですかね?」と聞かれることがたまにあるんですが、「まあまだ大丈夫なんじゃないですかね?」というのが個人的な回答ではあります。

ただ、入社数年で仕事による成長を求める方は、金融業界にいくにしても、メガバンクではなくて外資系投資銀行などにいかれることをおすすめしておきます。