元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産・仮想通貨)を学ぶために書いている雑記

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銀行辞めたいと思ったら転職する時代。未来の銀行はどうなる?

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銀行員の転職

最近銀行時代の後輩からも「銀行辞めようと思ってるんですけど」という相談を受けたのですが、なんだか銀行に限らず最近転職する人多いなという印象です。

(追記:ちなみに後輩は無事M&A業界への転職が決まりました。M&Aは当面なくならない領域ですし楽しそうなので、普通に良かったんじゃないかなと思います。)

単に20代半ばぐらいで多くの人が1度目の転職を検討し始めるだけかもしれないのですが、確かに今はコンサル含めて色んな会社で人を積極的に募集してるので、転職しやすい時期なんじゃないかなとは思います。

そしてそんな中、色んな意味で「やばいなー」という記事があったのでちょっとご紹介します。

gendai.ismedia.jp

煽りがすごい(笑)という部分は置いといて、先日書いたメガバンクに関する記事に引き続き今回も銀行ネタになりますが、本記事からも予想される「未来の銀行像」についてもちょっと考えてみました。

銀行員は書類チェック能力が大事でした(過去形)

銀行員の書類チェック

嘘のような本当の話ですが、銀行員として生きていく上で大事な能力の一つに、「書類チェック能力」がありました。

こういう能力が大事じゃないとは言わないですけど、そういう作業は機械に任せて人間がやらなくても良いんじゃないかなーと思った記憶が何度かあります。

冒頭の記事から多少引用しますが… 

たとえば、融資や投資の実行日が休日になっていないか。投資商品ならば、顧客の資産や年収に比べて無理な取引になっていないか。ハンコやチェックが漏れていないかなど、その確認は細部に及びます。

 

これまでの銀行業務では、そうした長年の経験の積み重ねによって培われた能力が必要でした。しかし、今後は書類が電子化され、手書きの書類がなくなってしまうんです。営業マンは各自タブレット端末を支給され、そこに必要事項を打ち込んでいく。

 

コンピュータが入力ミスなどを指摘して、その場で完璧な書類ができあがる。後はそれを上司に転送するだけ。これまで重要視されてきた仕事が、IT化によってあっさりと必要なくなってしまう。実に残酷な話です。

まあ残酷な話というか当たり前すぎる話な訳ですが、そんなこんなで銀行には不要な人がどんどん増えていく傾向にあるのは確かでしょう。

ちなみに冒頭の記事で少々気になったのが、「ハンコを押すだけの人はもういらない」という見出しです。

これに関しては、そもそも「ハンコ」がいらないです。

今の時代に一つの書類に何十個もハンコを押してるのは、日本の金融機関ぐらいなんじゃないでしょうか。

ペーパーレス化を推進すると共に、ハンコ文化も早く無くなった方が良いでしょう。

ハンコがいっぱいあることで、誰に責任の所在があるのかも不明です。

また、大きな案件やプロジェクトを動かす際には各部署のチェックがいるとはいえ、このハンコを押して回すという作業はかなり非効率的なので、そういう点も改善の余地があるでしょう。

今後の銀行員に求められそうな能力(仮説)

ITリテラシー

賛否両論あるかと思いますけど、今後の銀行員には書類チェック能力ではなく、ファイナンシャルリテラシーに加えたITリテラシーが必要になってくるんじゃないでしょうか。

このITリテラシーというのは、プログラミングがかけるとかではなく、例えば新旧の金融システムを理解しているとか、IT企業などの他業界と上手く協業できたり、将来有望なベンチャー企業を発掘できたり、ベンチャー企業を買収して銀行に馴染ませていけるとか。

もっと個別なことを言えば、テクノロジーやデジタルマーケティングに対する理解があるとか、新しいITツールを上手に使いこなせるとか、そういう話なのかなと思います。

ただ、こういうスキルを銀行にいて身に付けられるかといったら、多くの人にとってはちょっと難しそうなので、銀行で自分はそこまで出世できないと気づいた時点で、年収500万円以上のハイクラス向け転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】などを利用して、転職するのも良い気はします。

転職した先でまた別のスキルを身に付けていく方が、今後は無難なのではないでしょうか。

例えば、銀行員は出世のために資格取得に励む人が多いですけど、今後10年先(もしかしたら数年先?)を考えた時に、その時に価値があるのかも分からない中途半端な資格を持っているよりも、他のスキルを身につけることに時間を割いた方が、その人の人生にとっても有意義なんじゃないかなあという気はします。

まあこの辺の考え方は人それぞれですが、いずれにせよ銀行員の人数が減っていくことは確実でしょう。

この「銀行員の人数が減る」ことについて、実感を持てる海外の銀行の事例をちょっと紹介します。

日本の銀行の未来の店舗イメージ

オランダの銀行

冒頭の記事では、下記のようなコメントがみずほ銀行の中間管理職の方からなされています。

今は個人の資産運用の相談業務には行員が対応していますが、すぐにロボットが対応するようになるはずです。

 

企業の有価証券報告書を分析するアナリストの仕事も必要なくなるかもしれません。また、資産運用を行うディーラーもいなくなり、AIが売買するようになるかもしれません。

 

最近は店舗でも、ATMコーナーに行列ができるほど混雑することはなくなりました。現金は銀行でなくともコンビニで引き出すことができるし、そもそもスマホなどで決済するケースも増えているからでしょう。

 

銀行の店舗は街の中心地にありますが、多くの人が現金を使わなくなれば、店舗は要らなくなりますし、何台ものATMを置いておく必要もなくなる。

 

いずれ支店は半減してしまうのではないか。私自身も近い将来、どんな仕事をしているのか、想像もつきません

冒頭に書かれている「個人の資産運用の相談」については、「ロボットでなく人間に相談したい」というニーズもある気もするので、ここが即座に消えるとは、個人的にはあまり考えていません。

ですが、アナリストやディーラーは減っていくでしょうし、ATMの数も減っていくというのは確実でしょう。

まあその結果どんな風になるかというと、海外の銀行みたいな感じになっていくんじゃないかなと思っています。

オランダの銀行INGの例

オランダの銀行

オランダの主要銀行はこちらのINGグループとRabobank、ABN AMROあたりですので、今回はINGを紹介します。

ヨーロッパということもあって銀行ぽくないおしゃれさがありますが、写真のように銀行の店舗内はスッキリ広々としていて、ハイテクな機械が置いてあります。

将来的には日本もこういう感じで、銀行の支店内から人はどんどんいなくなっていくんじゃないかなーというようには思います。

イメージとしては、店舗に入ると機械が置いてあって、基本的にお客さんはその機械を自分で操作します。

オランダの銀行

それで多くの手続きを完了できてしまったり、事前に行員に要件を伝えられるようになる感じです。

そして、そもそも店舗に行かなくても多くの手続きがオンライン上で完結できるようになると思われますので、店舗に行くのは銀行員とじっくり話して相談したい時だけになっていくのではないでしょうか。

まあこうなってくると、銀行のロビーにいる人々などは当然不要になっていくでしょうし、銀行の店舗内でお客さんが色々と用紙に記入していく作業などもなくなっていくでしょう。

コーヒーマシン

オランダの銀行

日本でもたまにこういうスッキリした店舗があったりはしますが、まだまだ多くの銀行の支店ではお昼時のATMは混み合い、銀行の窓口では長時間待たされることが一般的です。

ちなみに、オランダのINGの店舗内には上記の写真のように「コーヒーマシン」が置いてあったりしました。

日本のメガバンクも待ち時間がやたら長いので、せめてコーヒーマシンぐらい置いて欲しいなあと思った次第でした。

さすがに日本の銀行がいきなりこんなにスッキリした店舗になることはないとは思いますけど、まあ10年以内ぐらいにはこういう支店の形に近づいていくんじゃないでしょうか。

海外のATMの例

オランダの銀行

ヨーロッパだけでなく東南アジアでもこういう形のATMは多いと思いますが、海外の銀行のATMはビルの壁に何個かくっついているぐらいなことが多いです。

日本が異常に現金社会のためATMがあんなにも多く、かつ人が並ぶのであって、もう少しクレジットカードやスマホ決済、モバイルバンキングアプリなどが普及するにつれて、ATMを使う人も少なくなり、台数自体も減っていくでしょう。

未来の銀行や銀行員への影響に関するまとめ

未来

このように、実際に少人数で店舗を運営し、ATMの台数も日本ほど多くない事例がすでにこの世に存在している事実を鑑みると、日本でもそんなには遠くはない未来で、銀行から人が減っていくことは予想されます。

日本の会社であれば、すぐに首を切られるということは無いかもしれませんが、正直、今の若い方にとっては一生一社の方が難しい時代です。

現状に違和感があり、すでに年収500万円以上ある方は、ハイクラス向けの転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】などを利用して、自ら転職してキャリアを構築されていくことをおすすめしておきます。

それと著名なマイナビやリクナビ以外でしたら、「DODAエージェントサービス」を利用している人はちらほら聞いたことがありますのでおすすめしておきます。では。