金融とテクノロジー雑記

勉強になった本の感想など

2021-01-01から1年間の記事一覧

経営トップの仕事と戦略参謀の仕事の書評 | 元マッキンゼー稲田将人氏の著書

「経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス」「戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス」を読みました。 著者の稲田将人氏は元マッキンゼーで、アオキインターナショナル、ロック・フィールド、日本コカ・コーラ、三城、ワー…

ビジョナリーカンパニーゼロの書評 | 偉大な企業を創るための方法論

「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」の書評です。 以前にビジョナリーカンパニー2を読んだ時にも、第五水準の経営者の話や、誰をバスに乗せるかという話はとても印象に残っていたのですが、今回改めてこのze…

NO RULESとNETFLIXの最強の人事戦略の感想 | 能力密度の維持の大切さ

以前読んだ「NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX」に加えて、最近「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」も読んだので、これらの内容で参考になったところをメモしておきます。 ネットフリックスの5つのカルチャー リーダー…

クリエイティブ人事の感想 | サイバーエージェント人事曽山哲人氏の共著

「クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~ (光文社新書)」を読みました。 前々から本書は気にはなっていたのですが、会社で人事部門も統括することになったこともあり、改めてじっくりと読むことにしました。 初版は2014年と少し昔にはなるので…

突き抜けるまで問い続けろの書評 | ビズリーチ創業ノンフィクションを読んで

「突き抜けるまで問い続けろ――巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡」を読みました。 本書はハイキャリア転職で有名なビズリーチの創業から、ビジョナルとして東証マザーズに上場するまでの内容が描かれています。創業者の南氏が全て書い…

三位一体の経営の書評 | 中神康議社長のみさきの黄金比とは

みさき投資株式会社の中神社長の「三位一体の経営」を読みました。 前作の「投資される経営 売買(うりかい)される経営 (日本経済新聞出版)」もとても勉強になったのですが、今回の「三位一体の経営」も、投資や企業経営を考える上でとても参考になりました…

爆速成長マネジメント(High Growth Handbook)の感想 | 10→1000フェーズの組織の参考書

イラッド・ギル氏の「爆速成長マネジメント」を読みました。 組織規模を10人→1000人にしていくフェーズの企業の参考書として、とても有益でした。企業規模がちょうどそのようなフェーズにある会社に所属している人や、これからスタートアップを始めようとい…

TIME TALENT ENERGYの書評 | ディファレンスメーカーの配置の重要性

ネットフリックスの「No Rules」も組織創りに非常に参考になる良い本だったのですが、「TIME TALENT ENERGY」も体系的に組織の生産性を最大化するマネジメントを学べる良書でした。 ディファレンスメーカーとは 人材計画の策定方法 ネットフリックスの事例 …

ディズニーCEOが実践する10の原則 | ロバート・アイガー氏の本の感想

元ディズニーCEOのロバート・アイガー氏の著書「ディズニーCEOが実践する10の原則」を読みましたので感想をまとめておきます。 強力なブランドを持つウォルト・ディズニー・カンパニー 真のリーダーシップに必要な10の原則 経験よりも能力を評価・信頼…

企業変革の実務 | 元マッキンゼー小森哲郎氏の著書の感想

元マッキンゼーの小森哲郎氏の著書である「企業変革の実務 いつ、何を、どの順番で行えば現場は動くか」を読みました。 小森氏はアスキー、カネボウ、建デポの社長を歴任され、ユニゾン・キャピタル株式会社マネジメントアドバイザーなども務められています…