ヨーロッパについて書いたので、日本についても少しだけ書こうかと思います。
こないだ読者の方にも、「日本のフィンテックベンチャーでどこに注目しているんですか?」と聞かれたので、個人的な備忘録も兼ねて注目している会社を4社ほどご紹介します。
多分皆さん既にご存知の企業しかないかと思いますが…
1. メタップス
現在のメタップスの主軸事業はアプリの収益化支援なので、現段階でメタップスをフィンテックベンチャーとして良いのかは分かりませんが、注目しています。
1番の理由は「経営陣」が良さそうだからです。
また、メタップスはマザーズに上場しており有価証券報告書や成長戦略の資料もあるので関心のある方はご参照下さい。
「経営陣」と言い切ってしまいましたが、キャッシュや成長性も凄いなぁと資料を見ながら思いました。
ちなみに昨年度発売されたCEO佐藤さんの「未来に先回りする思考法」は話題になりましたが、前作の「スマホで世界をねらうために知っておきたい3つのこと」も十分面白かったで。
ちなみにこの本を書かれたのが、今の自分と同じ26歳の時でしたので驚きです…
SPIKE
SPIKE Fintech Platform
ちなみに以前「SPIKE Fintech Platform」の提供を発表した際は、株価がストップ高になるというニュースも流れました。
今後もこの「SPIKE Fintech Platform」を含め、メタップスは一番注視していこうと思っています。
2. マネーフォワード
マネーフォワードは「サービス」と「事業領域」が良いので注目しています。
欧米で流行ったように、日本でも今後更にPFMの需要は高まっていくのではないでしょうか。
今のところそんなに強い競合がいるようにも思いませんので、マネーフォワードは米国の「Mint.com」のような道を辿るのではないでしょうか。
また、日本の様々な銀行とすでに提携していたり、マネーフォワードの主要株主を見る限りでも、金融機関との付き合い方が非常に上手そうな印象です。
ちなみに最近ですと、仮想通貨の取引所のビットフライヤーさんとも提携をされました。
マネーフォワード公式ブログ
マネーフォワードは、公式ブログやオウンドメディアでもフィンテックにまつわる有益な情報を配信していたりするので、非常に参考になります。
3. freee(フリー)
freeeは「サービス」と「ビジネスモデル」が良いので注目しています。
freeeのサービスに関しては、僕も実際に使っていますが大変便利です。中小企業の経理負荷を削減してくれる素晴らしいサービスだなと思います。
ビジネスモデルに関しては、企業を対象としたTo Bのプラットフォームである点と、年間契約のため、顧客は一度利用し始めるとスイッチングコストがかかり中々離れられないという仕組みをを持っている点が良いと思っています。
経営ハッカー
ちなみにfreeeさんも「経営ハッカー」というメディアで、中小企業や個人事業主の方に有益な情報を提供されています。
僕も色々とわからないことがあってググると、かなりの確率でこの経営ハッカーに辿り着いている気がします。
4. ビットフライヤー
最後に、ビットフライヤーはメタップスと同じく「経営陣」が良さそうなので注目しています。
こちらの記事にも書かれていますが、ゴールドマン・サックス証券出身の経営陣など、ハイレベルな「金融×IT」の人材がいるように思います。
プログラマーの採用方法も面白く、モデルを使ったマーケティングも上手いですし、「ビットコイン」と「ブロックチェーン」の2つを押し出しているところが良いです。
「サービス」面に関しても、個人的には他のビットコインの取引所よりも安心感は非常にあると思います。
上記以外の会社では仮想通貨の取引所のZaifとブロックチェーン構築プラットフォームmijinを提供するテックビューロにはとても注目しています。
ですがテックビューロについてはまだ僕自身の理解が追いついていないのと、フィンテック領域に留まらなさそうなのでいれていなかったりします。
これは完全に僕の独断と偏見で何となくパッと思いついた4社ですので、その点はご了承ください。では。