【2017年8月一部更新】
Tech in Asiaの記事から、シンガポールのフィンテックスタートアップ「HomePay」について書いたのですが、現在ではサービスは無くなってしまったようです。
ちなみに同じくシンガポールのフィンテックサービスの「Trade Hero」や「Playmoolah 」については以前書いたのですが、これらの「金融(金銭教育)×ゲーム」みたいな領域は前々から面白そうだなぁと思っているものの、日本ではあんまり聞かないように思います。
以前ご紹介した株式投資のゲームは金融機関が発端のサービスなので大抵つまんなくなるのですが、金銭教育でもゲーム業界側から生まれたら面白くなりそうな気はしています。
金融業界とゲーム業界はちょっと遠いというのと、実現するためには色々な規制を乗り越えないといけなかったり、そもそもゲーム業界側にはあまり関心がないというのもあるのかもしれませんが。。
シンガポールのHomePayとは?
本題に戻りますが、HomePayは、家族向けにモバイルアプリとプリペイドカード(HomePayカード)を提供しています。
資産管理や決済サービス、一部子供の金銭教育などに分類されそうです。
HPには以下3つのサービスが記載されています。
1. 子供向けサービス
HomePayカードには、親からの定期的な送金などでお金をチャージできるようです。
子供はそのカードを使って、マスターカードが使えるお店で買い物ができ、そのカードとHomePayのモバイルアプリとを連動させることで、自分がいくら使ったかなどの支出管理もできるとのことです。
2. ヘルパー向けサービス
家のヘルパーさん向けのサービスもあるようで、ヘルパーさんもこのHomePayカードで、家事に必要なお金を受け取ったり、家事に必要な備品などを購入できるようです。
モバイルアプリでは、支出管理に加えて、メッセージのやりとりもできるようです。
3. 親向けサービス
上記で説明したように、親側はHomePayカードと銀行口座を連動させることで、子供やヘルパーさんが持つHomePayカードにお金を送金できるようです。
もちろん、カードの使用上限を設定したり、資産残高が減ったらアラートを通知するようにしたりと色々と設定が可能なようです。
何か書いてて思いましたが、こういうサービスも日本だとあまり聞きませんよね。
日本と海外ではデザインも違う?
あとこれは余談ですが、海外のサイトの方が色使いとかサイトのデザインがカッコイイ場合が多いように思うのは僕だけでしょうか。
これはコンサルの資料にも同じことが言えて、日本人が作った資料よりも、欧米人が作った資料の方が色使いとかデザインがカッコイイ(先進的?)ように思います。
まあ英語がカッコよく見えるというのはあるんですが、プレゼン資料もPPTだけじゃなくPreziなどを使っていたりもするので、あながち間違ってもないような…
いつの間にか日本と東南アジアの立場は逆転…
シンガポールのFinTechサービスを見ていて思うのですが、東南アジアの一部のサービスに関しては、もう日本よりも先進的だと思うことが多々あります。
ちょっと見ない間に無名のサービスが有名になっていたり、また新しいサービスが出てきていたりと、移り変わりのスピード感も早いように感じます。
とは言っても今は表面的な情報しか手に入らないので、実態がどうなのか分からない部分も多いですが、あと数年したら東南アジア諸国からも、日本は金融後進国と言われてしまうようになるのかもしれないなぁ…と、ふと思った次第でした。