金融とテクノロジー雑記

勉強になった本の感想など

金融・投資の漫画やマンガメディアは初心者におすすめな気がする

漫画

最近、金融や投資領域において、漫画を駆使したメディアが増えてきたような気がします。

漫画というのは、日本人にとってはとても馴染みがあるものです。

なので、例えば友人から「仮想通貨って何から始めれば良い?」「おすすめの株ある?」などと聞かれた際に、「まずこの漫画読んで見ると良いよ〜」と答えるとスムーズな気もします。

投資系の漫画というとインベスターZが有名ではありますが、今回は個人的に気になる投資関連の漫画や、漫画メディアなどをまとめておこうと思います。

漫画は金融や投資の用語を分かりやすく説明してくれる

www.froggy.money

だいぶ前にこちらのブログで「froggy」というメディアを紹介したのですが、froggyにもマンガというカテゴリーがあります。

投資用語には難解なものが多いため、金融知識ゼロの場合、文章を読んで分からない投資用語に遭遇すると、読むのを諦めてしまうこともあるかもしれません。

そんな中、最初からこのように簡単な漫画で、分かりやすく投資用語を説明してくれると、初心者にとってはありがたいです。

仮想通貨領域にもマンガは結構ある

昨年度かなり盛り上がった仮想通貨投資の領域においても、2018年にビットバンクさんからマンガが発売されました。

僕も購入してみましたが、大石さんなど仮想通貨界隈の著名人も出演しており、何も知らない初心者が最初に読むのには、分かりやすいように思います。

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

マンガでわかるビットコイン&仮想通貨投資の基本

ちなみに時折これは古参向けネタなのか?という部分もあるので、以前から仮想通貨に注目されていた方にとっても、面白いといえば面白いかもしれません。

また、仮想通貨の領域に関しては、デザイナーの方が運営しているのか、綺麗なウェブサイトが色々多いなあと感じています。

仮想通貨の4コマ漫画

www.coinciana.com

個人的には仮想通貨の漫画でいうと、こちらの4コマ漫画が好きではあります。

Twitterをやっている方は結構知っている方も多そうなブログですが、とてもセンスがある漫画で毎回更新を楽しみにしています。

他にも個人的に注目している投資領域の漫画がありますので、いくつかご紹介します。

マンガで株を学ぶ KABU GENERATION

orekabu.jp

まず、最近リリースされて凄いなと思ったのは、カブジェネレーションです。

アフィリエイト業界において知らない人はいないであろう、著名企業のWEB企画さんが運営しています。

WEB企画さんは俺株など、様々なデザインにこだわった有名なサイトを運営していますが、 今回のカブジェネレーションはなかなかの気合の入りような気がします。

これがCVにつながるのかは若干不明ですが、一つの作品として読み応えがあります。

スパークスグループ株式会社のマンガ

www.sparx.jp

続いて、ちょっと意外だなあと最近注目しているのが、スパークス・グループ株式会社の四コママンガです。

スパークス・グループというと、投資銀行マンが転職先として選ぶようなエリートが集まっている企業のイメージなのですが、そんな企業が最近はFacebookなどのSNS運用にも力を入れているようです。 

こちらの四コマ漫画には、ベンジャミングレアム、ウォーレンバフェット、ジョージソロスの話などが出てきますので、彼らに関心のある方はちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか。

まだ連載数は少ないですが、今後の更新が気になるメディアです。

FXの漫画は大手も取り組んでいるものの…

www.sbifxt.co.jp

また、FX領域はそもそも激戦区なこともあって、かなり漫画のメディアも多いように思います。

ですが、なんとなく共通して文字が多いというか誘導が多いような気はします。。 

これといって個人的に好きなのは見つかってないのですが、漫画はやはり4コマぐらいが読みやすくて良いようには思います。

マンガで最初の基本的なことを理解した上で、ある程度細かいことが載っている本を読むような形であれば、飽きずに金融・投資知識を身につけていけるようにも感じます。 

時間帯情報密度が高いのは動画よりも漫画なのか? 

www.manga-news.jp

金融商品は文章で読むとわかりづらいこともあって、よく公式サイトには15秒〜30秒程度の動画が掲載されています。

それはそれで分かりやすくて良いと思うのですが、あまり細かい情報を詰め込むことができませんので、理解度はどうしても浅くなってしまいます。

なんとなく出演しているアイドルやら俳優のイメージが強く残ってしまい、商品そのものに対する理解は進まなかったりもします。

一方で、上記の記事でホリエモンが言っていましたが、漫画は時間帯情報密度が高いメディアです。

理論的に言うと、マンガは時間密度が高いメディアで、一定時間で摂取できる情報量が一番詰め込まれているフォーマットなんです。

 

今はみんな、ダラダラ生きているから、スマートスピーカーとかをありがたがっているけど、ぼくが音声コンテンツをあまり推奨してないのは、時間対情報密度がスカスカなので、情報を能動的に吸収する媒体としてはすごく不利だからです。

 

音楽や、軽いトークなど、BGMとして流すものはそれでも良いですが、それなりの課金をしにくいのが弱点です。

 

音楽や映像のように受け身のメディアに比べて、マンガは、能動的に情報を取るには最強のメディアです。

 

これから、より時間の奪い合いが激化していく中で、時間対情報摂取量が最強のマンガは強いメディアになります。

 

そのフォーマットや文法を理解した人からすると、時間効率が凄く良い。その読者というのは、収入も多い時間単価の高い人たちになっていくと思います。

 

つまり、合理的に考えると、マンガは時間単価の高い人に読まれるメディアになるはずです。 

以前、吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」という漫画が話題になったりもしましたが、個人的には漫画で読む日本の古典シリーズなどは結構活用したように思います。

今はまだ数は少ないかもしれませんが、今後は金融・投資関連の領域においても、「投資をもっと身近に」という観点で、企業による漫画を使ったアプローチは増えていくように感じています。