銀行、証券、保険など大手金融機関主体のオウンドメディアは未だにあまり多くはないような気がするのですが、個人的に最近ちょっと注目しているのが「FROGGY」というサイトです。
FROGGY(フロッギー)お金の常識をカエル
FROGGYはFacebookでちらほら広告をみたりしていて、なんだろうな〜と思って見始めたのが確か最初だった記憶があります。
運営を見たらSMBC日興証券でちょっと意外だったのですが、よくよく見てみるとこのサイトの編集部にはIT系企業が入っていたので、色々と納得しました。
なんとなくSMBCはみどすけもそうですが、こういうキャラクターを作るのがうまいような気がします。
Similar Webでみる限りPVも伸ばしていて、編集部のラインナップ的に今後も結構面白いのかもなあ〜という感じで、たまに見ています。
また、GMOインターネットの熊谷氏にインタビューできるというのも、大手の力を活用している気もします。
IT企業主体のサイトであればZUUなどがありますし、今はなきDeNAのUpinなどの伸びは凄まじかった記憶がありますが、こういう形で大手金融機関とIT企業が協業して運営していくサイトが、今後はうまくいくのかなぁというようには思います。
ちなみに今って金融機関主体のオウンドメディアは他に何があるのかな?と探してみると、こんな記事が出ていました。
金融系のオウンドメディア(銀行・保険・証券)
ここでは主に金融機関が運営しているメディアが紹介されていました。
大手金融機関運営なのは、
- りそな銀行「確定拠出年金スタートクラブ」
- 常陽銀行「J-Palette」
- スルガ銀行「d-labo」
- ライフネット生命「ライフネットジャーナル」
- カブドットコム証券「kabu.studio」
- MUFG「INNOVATION HUB」
あたりでした。
これらのサイト以外に大手金融機関では何があるかというと、
- みずほ証券「お金のキャンパス」
あたりではないでしょうか。
お金のキャンパスは開始6ヶ月で10万PVとのことでしたが、現在はちょっと下がってきています。
上記のラインナップで意外だったのが常陽銀行でしたが、それ以外はまあやってそうなところがやっています。
ちなみに保険会社はライフネット生命が未だに唯一なのでしょうか?他の大手保険会社もメディアはやった方が良いとは思います。
MUFGは以前ブログでも紹介したことがあるサイトですが、フィンテックやテクノロジーに関心のある層向けということもあり、ちょっとニッチです。
りそなのサイトは僕は見ていませんが、ターゲットに特化している点が良さそうです。
個人的にスルガ銀行は色々とサービスも含めて日本では先進的な銀行だと思っているので、ちょっと見てみようかなあ〜というところです。
総じて中々特定の金融ジャンルのメディアでPV自体を稼いでいくのは難しそうではありますが、うまく運営できているところは今後も多くの人に見られるようになっていくような気はします。
お金に興味を持つきっかけは、メディアでも仮想通貨でも何でも良い
個人的には人がお金や経済、投資などに関心を持つきかっけは何でも良いように思います。もちろん上記のような金融メディアも一つのきっかけになるでしょう。
また、最近は仮想通貨が話題なので、それがきっかけでも全然良いように思います。
僕自身も日本は「投資大国」にはなれなくとも、「仮想通貨大国」にはなれるポテンシャルがあるように思い始めています。
オリンピックや訪日外国人に向けて?今後はホテルで仮想通貨との両替サービスも始まるようで、このような日本国内の環境には中々期待が持てます。
エボラブルアジア、ホテルで仮想通貨両替 地方の旅を便利に :日本経済新聞
仮想通貨が投資(投機?)対象としてだけでなく、実際に使えるところが増えて身近なものになることで、それと共に多くの人が「お金」「経済」「投資」などに関心を持って正しい知識を身につけていければ、日本の内部環境も結構変わっていくのかなあというようには思います。