今年の2月にこんな記事がありました。
ちらっと読んで2016年どうなんだろな〜と思っていたら、今年も残り3ヶ月を切っていました。でも最近はモバイルペイメント関連のニュースを良く目にするようになった気がしますので、日本でも大分盛り上がって来た気がします。
そこで今日は個人的に気になる決済3種類をご紹介します(ビットコインについては触れません)。
その前に余談ですが、こちらのサイトでは、「カフェチェーン」にカード決済の波が来ているという話がありました。
要は、ドトールやタリーズ、スターバックスなどが独自のカードを発行し、顧客の決済を自社で取りにいっているという話です。
消費者側としてはぶっちゃけカードは統一して欲しいですが、あらゆる企業が自社で決済を取りにいこうとする流れ(データの取得も含めて)はまだ当面続くのでしょう。
1. スマホ決済
まずはやはり「スマホ決済」です。
日本だとCoiney、最近はAnypayが話題ですが、ちょっと前に大企業の楽天のスマホ決済のニュースが話題になりました。
中々ベンチャーにとっては巨大な敵?(売却先?)かもしれないのですが、既に色んなところで楽天カードは使えたりしますし、スマホ決済も色んなお店でできるようになったら単純に便利そうではあります。
グーグルも日本に来るようですし、いよいよ日本でもスマホ決済が盛り上がっていくのかもしれません。
個人的には飲食店もそうですが、医療分野で決済サービスがあると便利なのにな〜とは思います。
病院の待ち時間をなくすこちらのサービスはとても便利そうだなぁと思ったのですが、更に決済機能まであるとより良さそうではあります。
病院の待ち時間は銀行の待ち時間と同じく改善されるべきだと思うんですが、急激に変われる業界でもないのでじわじわとIT化が進んでいくのでしょう。
世界的にもモバイルペイメントは絶好調
ちょっとググってみても、基本的に「モバイルペイメントは今後も伸びますよ〜」みたいな記事が多いので、世界的にもこのモバイル決済普及の流れは止まらないのでしょう。
モバイル決済に加えて、銀行のスマホアプリ化とも言えるモバイルバンキングに関しても、アメリカでもヨーロッパでもユーザーは2011年から着々と増えているようですし、金融サービスのモバイルシフトは今後ますます加速しそうです。
www.paymentscardsandmobile.com
2. 生体認証決済
そしてスマホ決済に加えて、個人的にも以前から確実に来る決済サービスとしてご紹介しており、引き続き注視しているのが「生体認証」の決済領域です。
日本では当時気になっていたLiquidさんが先日ニュースになっていました。
「手ぶらで決済したものが、預金口座や給与口座から自動で引き落とせるようになると、様々なカードを持ち歩く必要がなくなる」
まさに!という感じでした。
生体認証に関しては僕が知らないだけかもしれませんが、今のところあんまり似たようなベンチャー企業が日本には無い?ような気がしています。
こういう技術力のあるベンチャー企業はとても強いよな〜と最近思うのですが、今後もちょくちょくLiquidさんに関しては追っていこうかと思います。
3. VR決済
そして最後に、先日ちらっと見たアリババのVR決済の「Buy+」がかなり面白そうだな〜と思いました。
カードBizと僕の勝手気ままログ : アリババがVR決済実験中
スマートフォンをVRヘッドセットに装着すると、あたかも現実の店舗やモールにいるような映像が現れ、ショッピングできるというものだ。
現在のVRバージョンで決済するときは、いったんヘッドセットを外してからスマートフォンで決済する必要がある。それでは、せっかくのバーチャル体験が台なしになってしまう。
ということから、仮想空間で簡単に決済できるよう実証実験をはじめた。ヘッドセットをかけたまま、うなずくか、ジェスチャーすれば決済できるようにする。
もはやスマホいらないのか〜という感じでしたが、今までVRと金融をリンクさせて考えていなかったので、個人的には斬新でした。
確かにショッピングのVRで、そこでスマホを使わずに決済までできたらとっても便利です。とても簡単に商品が買える分、購入率も上がりそうです。
この決済領域に関してはアップルやグーグル、アリババなど日本はどこまで外資にパイを取られてしまうのか、決済戦国時代の決着がどうなるのか、その辺はとても気になるところですので、またちょくちょくメモついでに書こうかと思います。
それでは今日はこの辺で。