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元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産)を学ぶために書いているただの雑記。

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上海のDianrongとフィリピンのCoins.ph。日本の先をいくアジアのフィンテック。

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【2017年2月一部修正・追記】

今回はアジアのフィンテック(FinTech)スタートアップその②として、上海のDianrongとフィリピンのCoins.phをご紹介します。

前回はシンガポールのFastacashについて書きましたのでご関心のある方はそちらもご参照下さい。

上海のDianrong

www.dianrong.com

「Dianrong」はP2Pレンディングプラットフォームです。

要は個人からお金を集めて、個人や中小企業にお金を貸すためのプラットフォームを提供しています。

こちらの記事によると、昨年8月には「Standard Chartered」と「China Fintech Fund」から、シリーズCで207百万ドルも調達しているようです。

大分日本のソーシャルレンディング事業者よりも先を走っているような印象です。

ソーシャルレンディングについてはこちら

記事には「Dianrong」は銀行が関心を持たないようなマーケットを対象にしていると書かれていましたが、要は「銀行では貸せないけれども、P2Pレンディングプラットフォーム事業者やソーシャルレンディング事業者ではお金を貸せる先」が、世の中には多数存在するということを意味しています。

例えば日本だと以下のような例が考えられます。

ソーシャルレンディングの貸出先の例

  • 創業3年以内など、設立年数の浅い企業
  • 前年度が赤字の企業
  • 銀行の借入限度額を超えてしまったが十分な余力のある企業
  • 規制業種(パチンコ等) など

例えば1番上の例に関していうと、銀行も創業融資制度を持っていたりするのですが、審査に時間もかかれば、保証協会付きの貸出が必須だったりと、色々と手間も時間もかかります。

なので、オンラインで資金調達できれば便利ですよねと。

ソーシャルレンディングの案件の例

  • 借入期間が数日~数か月などの短い案件
  • 借入金額が少額の案件
  • 竣工前の建築資金案件 など

2つ目の例に関して言うと、メガバンクの場合は大体3000万円ぐらいからじゃないと担当者のやる気がおきず、対応もひどいので、数百万円の案件はこのようなオンライン融資プラットフォームの方が取り込みやすいように思われます。

更に具体的にどんな企業があるのか気になる方はこちらの本をご参照下さい。

ちなみにこちらの本は日本で最初にソーシャルレンディング事業を始めたManeoの元代表が書かれた本です。

フィリピンのCoins.ph

coins.ph

「Coins.ph」はビットコインとブロックチェーン技術を用いて以下のようなサービスを提供しています。

1分程度の分かりやすい動画があったのでそれと合わせてご紹介します。

送金サービス

www.youtube.com

これは24か国から現金やビットコインを送金できるサービスですが、凄いのは30以上の銀行、450以上のATM、5000以上の現金のピックアップセンターで、フィリピン側の人はお金を受け取ることができる点です。

現金の引き出しサービス

www.youtube.com

キャッシュカード不要で、携帯にSMSで送られてきた16桁の番号を入力して現金をATMから引き出せます。

請求の支払いサービス

www.youtube.com

電気やガスなどの公共料金を支払えたりもします。

何だか改めて調べてみると、金融サービスに関しては欧米に遅れているばかりでなく、既にアジアにも抜き去られているような気がしてきましたね…

ちなみにこちらの記事によると、フィリピンの人口の大部分はUnbankedのようです。そのような環境の方が日本よりもはるかに「ビットコイン」は浸透しそうな気がします。

フィリピンの状況について(2017年2月追記)

フィリピンに少々滞在して下記のような記事を書きましたので、フィリピンにご関心のある方はご参照下さい。

フィリピンのモバイルマネーとビットコインサービス。