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元銀行員の金融とテクノロジー雑記

主に金融とテクノロジー(フィンテック・ブロックチェーン・ビットコイン)、投資(株式・FX・不動産)を学ぶために書いているただの雑記。

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中小企業向け融資やオンライン融資の波が日本にもじわじわ来ている。

FinTech(フィンテック) FinTech(フィンテック)-融資 銀行

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ご存知の方も多いかと思いますが、先日オンライン融資領域でスタートアップが設立されました。

www.atpress.ne.jp

去年から一応僕は「ソーシャルレンディング」押しだったのですが、じわじわと日本にもオンライン融資ブームが来てるな〜と最近感じています。

決済だとAnypayさんが話題でしたが、ソーシャルレンディング領域ではみんなのクレジットさんも好調のようです。

prtimes.jp 

みんなのクレジット

融資領域のプレイヤー

この融資領域のプレイヤーですが、パッと思いつくだけでもいくつか出てきます。

クラウド会計freee

itpro.nikkeibp.co.jp

記事を読むとfreeeの場合は銀行と協業でのサービスですが、freeeのデータを欲しい銀行は多いだろうな〜と思います。

銀行が融資先のリアルな取引や入出金明細まで、全ての取引を細かに把握できることはあまりないので。そもそも他の銀行の取引は把握できないことが多いですし。

また、地域の中小企業などはITに弱く経理作業に時間もコストもかけている事が多く、銀行が融資する際に必要な書類(例えば試算表や売掛金の明細等)を経理担当者から入手するのにも、かなり時間がかかったりもします。

情報の面でも、手間の面でも、freeeのデータがあれば便利だろうな〜と思いました。

freeeは個人的にサービス自体が非常に有意義なので僕も使っていますが、今後ますます色んなことができそうだなと思ってもいます。

www.nikkei.com

なんかいつも先進的な取り組みは住信SBIな気が。。

会計ソフト上で振り込みができるのもこれまた便利です。

最終的にfreeeではかなり幅広い作業ができるようになると思うのですが、個人的にはなるべく早く「法人税の達人」領域(ある種税理士の領域)までなるべくfreeeがカバーして欲しかったりします。税理士に頼むのも若干手間ですしコストもかかってしまうので。

そして余談ですが、Wantedlyの募集を見るとfreeeのメンバーは外資ITや外資コンサル出身者が多いように感じられました。もう規模的にも大企業出身者が飛び込みやすい会社なのかな?とふと思ったりもしましたので、転職を考えられている方には良さそうですね。

リクルート

www.recruit.jp

転職で思い出しましたがリクルートも「中小企業向けの融資」をやりますという話でした。この記事を読むと中小企業向けのオンライン融資だけでなく、

当社グループの各サービスを利用するユーザー向けに、スルガ銀行株式会社と提携した個人客向け金融サービス(平成28年5月26日 サービス開始)

メガバンク3行を中心とした複数の金融機関にオンラインで一括で住宅ローンの事前審査を依頼できるウェブサービス(平成28年8月18日 サービス開始)

も開始したようなので、面白いな〜と思いました。

finance.recruit.co.jp

まあ、赤も青も緑もそんな金利も審査方法も変わんないのでニーズがあるのかいまいち分かりませんでしたが、個人的にスルガ銀行は注目しているので気になります。

ソフトバンク

news.mynavi.jp

AIやビッグデータでの与信は今後確実にくるでしょう。

極論を言ってしまえば恐らく人の人生はある程度パターン化できてしまうので、「こういう経歴の人には一生涯にこれだけのお金を貸すことができる」みたいなのは割とすぐ出せそうだなとも思います。確率論に近いかもしれません。

ちなみにソフトバンクは「One Tap BUY」にも出資したりと、FinTechに抜かりがなさそうですね。

japan.cnet.com

ビットコインの融資

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融資に関してもやはりビットコインはちょっと革命的です。

ビットコインの融資はP2Pなら、世界中どこからでも借りられるし貸せるし、圧倒的にスピーディーで低コストなので、本当に凄いな(法律面はちょっと分かりません)と思うのですが、結局借りても使う時に現実の通貨に換金しないとな〜ってのがまだ今の時代だとありそうです。ビットコインを使える場所がそんなにまだ多くないので。

そして先日とある海外の有名なFinTechプレイヤーの方と話す機会があったのですが、FinTech系の人は結構Bitcoin嫌いなのかもなあと思ってしましました。

送金にせよある程度理解がある人ならBitcoin送金の方が現実の通貨との換金手数料を鑑みても安く済むと思うんですが、FinTechプレイヤー側からすると、Bitcoinの換金コストやボラティリティがマイナスポイントとのことでした。

まあそれぞれ思想が違うのでしょうが、ビットコインと金融って何だか近いようで遠い気もしますね。

オンライン融資領域はチャンスあり

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ちなみに融資に関しては、三菱東京UFJなどのメガバンクは大企業取引に重点をシフトしていて、収益をロットの大きいところから取りにいく戦略になっています。

売上10億円以下の中小企業などは、オーナーの個人取引やその他収益を上げられる部分がなければ、本部が一括管理といった流れがすでに数年前からありました。

なのでそういうバッティングしない領域と言った意味でも、中小企業向けのオンライン融資領域は日本だとまだ結構ブルーオーシャンかもなーとも思います。

オンラインの証券会社などの金融庁登録済の業者が参入してこない限りは、ですが。

 

余談:仕事がつまらないなら環境は変えた方が良さそう

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最後に話は変わりまして、この歳になって大企業勤務の友人と話すと「仕事つまらない」発言しか聞かなくなりました。

僕はそういう友人には毎回転職を勧めているのですが、そういえば「オンライン融資領域」は、銀行員の転職先としても、他のFinTech領域よりも前職の経験が生かせそうなのでマッチ度が高そうかな?と思います。

ちなみに僕のブログのタイトルは「元銀行員」ってなってますが、銀行に未練は無く、むしろとっとと辞めれば良かったなとしか思っていないぐらいなので、今悩んでる方は早めの転職をお勧めします。

支社長・支店長・部長クラスの人からは、今でも学ぶことあったな〜と思いますが、次長クラスだと10数名仕えましたが、「この人仕事できるな~」と思った方は1人だけでした。10人中1人ぐらいしか更に出世はできないので、まあ大企業だとそんなもんなのかもしれません。

そして残念なことに次長とか課長レベルだと本当にどうしようもない感じのおっさんが多く、彼らはどんなに頑張っても役員コースにはいけないので、とりあえず業務中は部下をつめて、そのまま業務後は説教を垂れて飲み会でストレスを発散して、みたいな繰り返しで、ほんと残念な感じでした。

僕はコンサル時代は学ぶことが多く楽しかったので、特段嫌な記憶もあんま無いんですが、商社や金融などの伝統的な日系大企業に入社する限り、上記のような無駄なプロセスが待ち構えていることは避けられないでしょう。

逆に言えばそのようなよくわからない「付き合い」や「飲み会」をうまくこなし、社内政治を勝ち抜く徹底したサラリーマンスキルがある方には良い職場なように思われます。

20数年間その種の不満を抱えながら仕事をしている人も逆に凄いなとは思いますので、まあ人それぞれなのでしょうが。

個人的にはもう今の時代は企業に勤める以外にも稼げるプラットフォームは沢山ありますし、日本ではフリーターやニートでも生きていける世の中なので、もっと自分のやりたいように好きに生きていんじゃないかなーとは思います。それでは。