金融とテクノロジー雑記

勉強になった本の感想など

ワールドクラスの経営の感想 | 日本企業が本気でグローバル経営に挑むための基本の書

「ワールドクラスの経営」を読み返しましたので、参考になったところを改めて記載しておきます。 例えば、時価総額数十億円〜数百億円規模のベンチャー企業が、いきなり時価総額数兆円のグローバル企業の経営を参考にしようとすると、そこにはGAPも大きく存…

取締役会の仕事の感想 | ラム・チャラン

メルカリの山田社長が以前ブログで紹介されていたこともあり、ラム・チャランの「取締役会の仕事」を再読しました。 この本を最初読んだ時に強く印象に残ったのは、CEOのサクセッションプランの話です。今回改めて読み直し、非常に参考になる部分が多かった…

経営トップの仕事と戦略参謀の仕事の書評 | 元マッキンゼー稲田将人氏の著書

「経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス」「戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス」を読みました。 著者の稲田将人氏は元マッキンゼーで、アオキインターナショナル、ロック・フィールド、日本コカ・コーラ、三城、ワー…

ビジョナリーカンパニーゼロの書評 | 偉大な企業を創るための方法論

「ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」の書評です。 以前にビジョナリーカンパニー2を読んだ時にも、第五水準の経営者の話や、誰をバスに乗せるかという話はとても印象に残っていたのですが、今回改めてこのze…

NO RULESとNETFLIXの最強の人事戦略の感想 | 能力密度の維持の大切さ

以前読んだ「NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX」に加えて、最近「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」も読んだので、これらの内容で参考になったところをメモしておきます。 ネットフリックスの5つのカルチャー リーダー…

クリエイティブ人事の感想 | サイバーエージェント人事曽山哲人氏の共著

「クリエイティブ人事~個人を伸ばす、チームを活かす~ (光文社新書)」を読みました。 前々から本書は気にはなっていたのですが、会社で人事部門も統括することになったこともあり、改めてじっくりと読むことにしました。 初版は2014年と少し昔にはなるので…

突き抜けるまで問い続けろの書評 | ビズリーチ創業ノンフィクションを読んで

「突き抜けるまで問い続けろ――巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡」を読みました。 本書はハイキャリア転職で有名なビズリーチの創業から、ビジョナルとして東証マザーズに上場するまでの内容が描かれています。創業者の南氏が全て書い…

三位一体の経営の書評 | 中神康議社長のみさきの黄金比とは

みさき投資株式会社の中神社長の「三位一体の経営」を読みました。 前作の「投資される経営 売買(うりかい)される経営 (日本経済新聞出版)」もとても勉強になったのですが、今回の「三位一体の経営」も、投資や企業経営を考える上でとても参考になりました…